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世界で一番大きいワイン市に行ってきた話①

こんにちは。
ドイツ在住、ソムリエエクセレンスのみゆきです。

ワインと食を通じて
普段の生活を豊かにするヒントをお届けします。



毎年3月にドイツのDüsseldorf(デュッセルドルフ)にて、世界で一番大きいと言われる、ワインの見本市が行われます。

Prowein

3日間開催されます。

私は2日間回ってきましたが、
それでも、全然回りきれないくらいのボリューム。

ここからは忖度なく感想を述べますよー

シャンパーニュセクション

各フロアで国や地域毎によって、
ブースが別れています。

各国の個性あふれて、万国博覧会みたいで
歩いてるだけでも、とにかく楽しい。

イタリアセクションでは
真ん中のブースに立つと
華麗なるギャツビーの世界線を体感できます。

オジ様達のスーツの着こなしがオシャレ。
イカついけど、セクシーさと上品さを兼ね備えているような洗練されている。
みんな自分の体のサイズにあった色とスーツを着こなす。
どんなに太っちょでパツパツのシャツでも、
めっちゃキマってる。
手に持つワインもオシャレ。
とにかく、オシャレがずば抜ける。

イタリアの人達はそのセンスを活かしたマーケティングがとにかく巧妙。
かの有名なフランチャコルタのCa‘del Boscoはファッションメーカーがワイナリーを買い取って、一躍有名にしたくらい。
オシャレとワインを溶け込ませて自分を磨いて、アピールしている。

フランスは
ワインが日常に溶け込みすぎてて、
まるっと自然体。
イタリアの作り上げられたオシャレ感とは違って、自然と溶け込むオシャレ感。

ワインや食事も全て含めて、空に海に植物と、
全て含めて日常の延長。

南フランスのマダムと
空と海と植物と全てが綺麗なところだから
遊びにおいでと招待してくれた。


フランスワインは、
わざわざ売り込まなくても、当たり前に日常と存在してるでしょう。
って感じ。

ここだけの話、悪く言えば、
名前ブランドで、既に有名なワイン産地が多いから怠惰に見える。

一方でワインが生活にあるって
彼らのスタンダードだから、
マーケットに営業努力をするなんて、
わざとらしい努力(?)をして取りに行くってことはしない。

自分の身の回りにある自然から与えられる産物をいかに、素晴らしいものに
作り上げるか。
wholeという言葉がまさにしっくりくる。

恐らく、フランス語が話せたら、
彼らの対応ももっと違うとおもいます。(これやな)

そして、今回個人的に最も熱かったのが
スペインワインの新世代

スペインワインについては長くなりそうなので、
次回に。

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