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日本の音楽とは、何だろう?

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人生最後に聴く音楽は、日本の音楽の中から選ぶだろう。
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「翼の折れた弱き戦士たちよ」「52ヘルツの唄」うぴ子

「翼の折れた弱き戦士たちよ」うぴ子 「52ヘルツの唄」うぴ子

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「行きゅんな加那節」朝崎郁恵(奄美しまうた)

https://www.youtube.com/watch?v=qt6Hj7UTDoE https://magocoro-amami.com/about-shimauta/ikyunnnyakana.html (転載はじめ) 作詞作曲者は不明ですが、奄美で唄われる行きゅんにゃ加那の元をたどれば、 本土の数え歌の流れを組んでいるのであろう、というのが大方の意見です。 そして、内地からやってきた、奄美の行きゅんにゃ加那は、更に南へと姿を変えながら伝わっています。 沖縄には 芝居やエイサーに登場する「トゥタンカーニ」という人気の唄があります。 そのルーツを遡れば、 奄美大島の行きゅんにゃ加那へと行き着くことが知られています。 似たメロディで唄われる、喜界島の「数え唄」、 徳之島へ行くと「ナンドー節」「取ったん金ぐわぁ」として唄われ、 更に沖縄へと伝播しているという、 奄美シマ唄の中では南西諸島全域で唄われる、 有名な唄だと思うと、ちょっと誇らしい気持ちです。 徳之島の「取ったん金ぐわぁ」の曲名は 沖縄の「トゥタンカーニ」と酷似していますね。 奄美本島でも、 似たメロディで「大島紬数え歌」や「いゅんめやんめ節」などが唄われますが、昭和8年発行の「奄美大島民謡大観」には「いゅんめやんめ節」の歌詞として 「行きゅんにゃ加那~」が載っていて、 この歌詞がシマの各地で歌われるようになった際に、 曲名まで変わってしまった唄だということ、 行きゅんにゃ加那節はいゅんめやんめ節だったことが伺えます。 三線を手に取って、弾いてみると判りますが、 シンプルな唄とは言え表現の難しい、 初級者から上級者までが楽しむことの出来るシマ唄なのは間違いありません。 島を旅立つ際の送り唄としても唄われます。 チベットの地では、鳥に亡骸を食べさせる、私達日本人から見れば、 衝撃的な葬儀が行われているのですが、その際に流れる唄が、 行きゅんにゃ加那節に酷似したメロディーだと言います。 神の使者である鳥に食べてもらってこそ、魂は天に帰ると信じられています。 天に送る唄、死者との別れの唄、 奄美大島とチベットのつながりがあるのかというのは定かではありませんが、 奄美とチベットが繋がっていると思うと、 唄が持つ力にワクワク感が止まりません。 (転載おわり) 奄美のしまうたと、チベットの歌に、類似性を考えたことは無かったのですが、 興味深いですね。 GW、押し入れの中の整理をしていますが、チベットの昔話「屍の物語」が ちょこんと立てかけられてるのに気付きました。 naka

「Zenmai」横田進(1994)

zenmai (youtube.com)

「ゆくさき」haruka nakamura(2020)

「ゆくさき」haruka nakamura × evam eva MV 川内倫子(2021) 写真家 川内倫子さん。是枝監督「誰も知らない」の公式の写真集を撮られていた。あの映画、思い浮かべると、あの女の子のことがまずはじめに。 モデルの家族があったのか知らないが、あの女の子が、この歌「ゆくさき」を聴いてくれると嬉しい。

『Ongakushitsu』アキ・ツユコ(1999)

不安な気持ちにさせてしまうかもしれません。 人がつくられた音楽を取り上げて、なんですが。 この音楽をたまたま聴いてしまった妻に、 本に記載されている文面を見せたところ、 『どんだけ楽観主義なのよ!』 『あえて不安になるような音楽を聴くなんて。』 結婚してから7~8年して、自分が「隠れ楽観主義者」であることを告白したんだけど、それからずっと「楽観主義」を指摘されるのだが。。。 ・・・・・・ 「不安」を獲得しにいっているのではなく、 「日常に風穴をあけるもの」を探しているの

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「しずくたち」高野昌昭(1978)

https://www.youtube.com/watch?v=7hf8ukFT5Og 先程、三田格氏 監修の「AMBIENT difinitive 増補改訂版」が届いた。 P. 36に記載。「水のしずく」の音のみ。癒やされますねぇ ♪  よくぞ、つくられた! naka

「勇者」YOASOBI(2023)「Anytime Anywhere」milet(2023)

岡田斗司夫さんや山田玲司さんの動画を見てたら、 『進撃の巨人』のアニメを見ようということになり(自分の中で) 見始めるも膨大なので、飛ばしながら見た。 物語に出てくる「無垢の巨人」の存在が「洗脳されている戦後日本人」と 重なり、やるせない。 「無垢の巨人」は痴呆ぎみで、人をむしゃむしゃ食べる。元々人だが、 欲のブレーキが外れ、自制出来ないというイメージ。私的には。 『進撃の巨人』に続いて、『葬送のフリーレン』だ。15話までみた。 オープニング曲は、私はほぼ知らない二人の、Y

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「観覧無料/あした4月20日20時〜めいくる弦プレミア公開します」しまチャン

【あした/島崎智子めいくる弦 全編 無料プレミア公開】 • 島崎智子めいくる弦 全編プレミア公開 2023年4月20日木曜 南青山MA... https://www.youtube.com/watch?v=B24LRGuJqxU 初お披露目1周年記念です=(^.^)= これはリアル配信と別物で、編集版、高音質版なので去年観てくれた方もぜひ! 観覧無料 アーカイブ無し 4/20土曜 ⚫︎島崎智子めいくる弦 歌 ピアノ 島崎智子 フルート 上野洋 バイオリン 竹内瑞紀 ビオラ 服部将典 チェロ 菅原雄大 コントラバス 宮坂洋生 ドラムス 池川キャップ -------------------------------------------------------------------- 自治会の会合、19:00-。 naka

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「祈りのうた (for Piano)」久石譲(2015)

https://www.youtube.com/watch?v=6N6eifP-kkk&list=OLAK5uy_ktspU_TbMOT_ggkLXxPdxrYjvLmNxZvDo https://hibikihajime.com/disc/10215/ 毎年正月、三鷹の森ジブリ美術館で使うために宮崎(駿)さんに曲を贈っているのですが、今年出来たのがこれだったんです。昨年、ヘンリク・グレツキやアルヴォ・ペルトに代表されるような教会旋法を使ったホーリー・ミニマリズムを演奏してきた影響もあり、シンプルでありながらエモーショナルであることを追求したくなっていたんです。人間は前進しようとするとより複雑なものを求めがちですが、あえてシンプルにいきたかった。そうして出来上がったら自然と《祈りのうた》というタイトルが浮かびました。(久石譲談) -------------------------------------------------------------------------------------- ミニマルに、シンプルにいきたい ♫ naka

【薫風之音】

近くの桜は、葉桜に移行中。「さくらさくら」を聴きたいと、いまこのときは唄よりも箏の音色の方が良いかと、尺八との二重奏となりますが聴いてみれば、月への思いの方も心地良く、葉桜越しに月へ思いを寄せた次第。 「月の雫」 「雪の香り」(2012) 「波乱」(2015) 「フタリノオト」(2019) 新潟で活動されている。行きたいなぁ、電光石火で⚡

卒業

小学5-6年の時の、担任の先生は、新米の男の先生だった。 卒業時の謝恩会で、その担任を含む五人の先生のモノマネをした。 あの時、なぜ、私だったのか? こたつで寝ながら、彫刻刀で担任の顔を掘った。 姿勢が悪かったからか、手を滑らせ、左手の親指近くを切った。 今でもうっすらと残っている。 担任のマスコット人形のようなものを、 フェルトに綿をつめ、縫い作った。 春には担任と別れることを思い、涙した。 私は、異性愛者、だと思う。 (同性愛者の方に襲われそうになったことはあるが

「春よ」島崎智子

昨日の午後から、あったかくなってきた、関西では。 今日は、桜もちょい咲きで、いよいよの春です。 ツバメもジジジジ、唸ってました。よくきたね。 「春」の曲ですが、ぽかぽか暖かくなるような春では無いですね。 綺麗な鳴き声のイソヒヨドリも出てきそうにない。 しかし、そもそも「春」とはなんでしょうか? 春は、仮死状態から決別し、新たな状態に生まれ変わるものです。 別れの季節です。 とはいいながら、人の性は変わらない部分もあり、 (男のことは置いとくとして) 女性は、相手に対して

「化粧」桜田淳子(1981)

作詞・作曲 中島みゆき 小さい頃、桜田淳子さんのライブコンサートを家族で観に行った。 が、まったく覚えておらず、記憶の中の淳子さんは、 「影」となりステージに立っている。。。行ったのは、本当だろうか。 「化粧」(2018) 手紙~親愛なる子供たちへ~(2018)秋田県秋田市出身

音楽の好み

お付き合いしている相手や、結婚相手との 音楽や映画の好みは同じだろうか。 デートしている時なんかは、まだ相手にあわせていたろうか。 私は人のタイプとして、自分とは方向が違う相手と結婚したためか、 音楽や映画の好みは当然のように違っている。 まず、私が好きで、相手が嫌いな音として、 (伝統芸能から音楽要素を取り出したものだが) 「能楽囃子」がある。 かなりテンションが上がる⤴ 私は。 私の相手は、苦手だったかと。 家で能楽囃子をかけるのは基本的にやめている。 でも、一般的に