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日本音楽の種目

「日本音楽」についても知りたいけど、
音楽の断捨離をする「ひとつの流れ」をつくるためにも、
中村さんの本を読んでます。
音楽の断捨離を考えた場合の一例として、
「日本音楽」を残したいので、それ以外を減らすか削っていきます。

上記のように一週間前は考えていたのですが、
松岡正剛さんの千夜千冊のように、
多様な音楽をそれぞれ残し、
日々変化していく「自分」というものに対応したいのです。
やはり「日本の音楽」だけでなく、ポップ・インドネシアなどの
ワールド・ミュージックも残したい。
全て「0」の前の、「一時的」なものではありますが。

本に取り上げられている音楽の種目を、
手持ちの日本音楽のCDとテープを、集めてみました。

(  1)民衆の音楽
   ・このあたり、どういうのか詳細不明。
(  2)神楽
   ・演じるか、観るもの。なので、手持ち無し。
(  3)田楽
   ・手持ち無し。
(  4)風流 ④盆踊り
   ・音頭ものを強引に盆踊りとすれば、
    『GOSH ONDO』KAZUSA
     江州音頭。
    『河内音頭 神崎与五郎東下り 箱根の茶屋』
     YAMANAKA IPPEI & Tge KAWACHI ONDOLYERS
(  5)雅楽
   ・手持ち無し。2枚とも改めて発注。
    『秋庭歌一具』武満徹・伶楽舎
    『Music for 陰陽師』ブライアン・イーノ、伶楽舎
(  6)声明
   ・現代音楽家・鳥養潮さん作となりますが、
    『阿吽の音』鳥養潮+聲明四人の会
    『存亡の秋』鳥養潮+声明の会・千年の聲
(  7)琵琶楽
   ・手持ち無し。山鹿良之さんのは買うかも。5千円しますが。
    錦史さんの、演奏と語りが揃っているのは、希少らしい。

琵琶楽は、山鹿良之と鶴田錦史という、日本音楽史上最高とも言える演奏家を輩出しています。

鶴田錦史の琵琶の演奏は、日本の音楽史上最高の演奏でした。
(・・・)
非常に切迫した「間」の感覚が生まれます。時間と空間が渦巻くようです。

『日本音楽の構造』第二章 日本音楽各論 P. 190-191

(  8)能
   ・能楽囃子
    『第8回 ビクター伝統文化振興財団賞「奨励賞」』
     亀井広忠
    『飛天』大倉正之助
(  9)説経節
   ・無し。これは欲しいけど、以前調べたときは高かったような。

 浪曲もこの説経節、祭文、浄瑠璃を基にして生まれた。瞽女唄も説経節、古浄瑠璃の流れをくんでます。
 私たちにおなじみの落語も、説話と説教から生まれたものです。講壇も説教を基にしていて、説経節の「石童丸」や「小栗判官」の話は、講壇でも多くとりあげられてます。

第二章 日本音楽各論 P. 197
 

(10)祭文
   ・手持ちなし。
(11)瞽女
   ・一枚。『瞽女うた 長岡瞽女篇』
    『高田瞽女篇』も欲しいが、やめておこう。
(12)浄瑠璃 ⑤新内節
   ・『新内ぶし特集(Ⅰ~Ⅵ)』『白寿記念』岡本文弥

激しく訴えるのではなく、内に秘め、表現を制約。したがって語り、リズムの自由性、非整数次倍音などの割合は少なくなった。整数次倍音も減り、その微妙な変化をより使うようになった。「粋」です。

第二章 日本音楽各論 P. 211

(13)浪曲
   ・『清水次郎長伝(Ⅰ・Ⅱ)』廣澤虎造
   ・『テケレッツノパ』芙蓉軒麗花
(14)尺八
   ・『虚無僧尺八の世界 津軽の尺八』中村明一
    『虚無僧尺八の世界 東北の尺八』中村明一
    『日月』佐藤聰明、中村明一
(15)地歌
   ・手持ち無し
(16)箏曲 
   ・『春の海』宮城道雄 
(17)長唄
   ・手持ちなし。
(18)端唄、小唄、都々逸
   ・『端唄』本條秀太郎
   ・『粋・艶 都々逸』柳家三亀松
(19)民謡
   ・『OSHA RA KU』 
     千葉県浦安あたりの。
(20)津軽三味線
   ・『真説じょんがら節』 
     ※津軽三味線のイメージが変わる。
   ・『高橋竹山の魂』 ⇒ 処分予定
   ・『津軽三味線』山田千里 ⇒ 破棄予定
   ・『津軽三味線』高橋竹山(新しく発注してた)
(21)太鼓
   ・手持ちなし。林英哲さんのを一枚ほしいかな。
(22)アイヌの音楽
   ・『トンコリ』OKI 
     ※これはキープ!五弦楽器ソロ。癒し。
   ・『NO-MNE'S LAND』Oki Kano
(23)沖縄音楽
   ・『琉球民謡集』マルフクレコード(テープ)
   ・『朝喜・京子の世界』マルフクレコード(テープ)
   ・『喜納昌永カチャーシー特集』ゴモンカセットテープ
   ・『喜納昌吉&チャンプルーズ』 ⇒ 処分予定

   ・沖縄では無いが、琉球弧の音楽。
    『奄美民謡 戦後初のレコーディング しまうた復刻版』
     南政五郎・上村藤枝・山田フデ(セントラル楽器)テープ
    『奄美民謡傑作集 南大島篇』(セントラル楽器)テープ
    『牧岡奈美選曲集』(セントラル楽器)
     ※牧岡さんのは、これをキープか。
    『うふくんでーた』牧岡奈美 ⇒ 処分かな
    『南柯』牧岡奈美 ⇒ 処分かな
    『シツルシマ』牧岡奈美 ⇒ 処分かな
     ※沖縄より、奄美派です。naka

    『波照間古謡集 1』 ※4枚とも希少だが。
    『宮古多良間古謡集 1』
    『池間嶋古謡集』
    『宮古西原古謡集』 

このあたりが、中村さんの考えられる伝統的な「日本音楽」。
そして、演歌、J-POPにも伝統の血が流れており、「日本音楽」と考えられているので、ある種目で、桑田佳祐や椎名林檎の名前を挙げられてます。

鉄砲伝来、日本が世界に発見されてからのキリスト教音楽の影響や、ヨーロッパの音楽を基準とした「唱歌」、そのあたりは「日本音楽」とは見られていないようです。

現代音楽、ロック、ポピュラー音楽、ラップなどについては、
「日本音楽」と見なしているものも。
本の中では、言及されているものもあれば。