音楽つらつら
(明日お休みをいただいたので、
今日は日曜日ですが、パソコンを使用します。naka)
さて、十年前になるか、その頃、ワールド・ミュージックというジャンルの音楽を聴いていたが、急に聴けなくなった。
そのジャンルだけではなく、音楽全般を。
音楽が聴けなくなったとしても、それは病気ということではないので、
なにか対策を取る事も無かったのだが、意味合いを考えたい。
音楽が聴けないとしても、江戸時代の歴史や文化に関する本を読んでいたかと思う。それと音楽を聴けなくなった事に対する足掻きなのか、
浪曲を聴くようになった。廣澤虎造さんの「森ノ石松」ストーリー。
伝説の人で、関東ぶしだ。
しかし、私は関西に住んでいて、生で聴くとすれば、関西ぶしになる。
大阪天王寺から徒歩十分はかからないか、永代供養をしている一心寺近くで、月に1回、口演がある。浪曲親友協会だったか、会長は2代目 京山幸枝若さん。入り口で2千円払って、4人の方の浪曲を聴いた。
1年くらいは通ったろう。だが、やはり廣澤虎造さんの「森ノ石松」が好きなんだろう。CDでしか聴かなくなった。「お民の度胸」を良く聴いた。
浪曲は、明治時代からの文化だが、虎造さんの頃は、マイクが使われるようになったんで、声量よりも、微妙な声音の調子もマイクが拾い、その繊細さが売りになった。偶然か意図的か、テクノロジーに寄り添えた者が、脚光を浴びることになる。