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文学フリマ(東京37)に行ってみた

初めましてのかたは初めまして。
小説投稿サイト(カクヨム、小説家になろう、ノベルアッププラス、エブリスタ)で一次創作小説をメインに執筆活動している、

那珂乃(Nakano)という者です。

私自身の作品に関しては こちら にリストがございます。
(note外部リンクへ飛びます)



2023年11月11日:文学フリマ(東京37)


本日、「文学フリマ」という即売会へ初めて遊びに行ってきました。

かねてよりコミケなどの同人活動全般に憧れておりますが、
いかんせん陰キy……コミュsy……チキn……ガラスハーt……えーまあ、なかなか気難しい性格をしていますゆえ、(溶けかけのオブラート)
制作者ご本人様と直接顔を合わせて、漫画なり小説なりCDなりを買うという営み自体がたいへん尊く……。

出発ぎりぎりまで行こうかどうか悩みました。
ちなみに予算もかつかつでした。

東京開催での文フリは、次回から入場料がかかったり、来年冬はとうとうあのビッグサイトへ殴り込みかけたりするそうですね。
正月明けにも、別の主催で面白そうな即売会があるようですし。
せっかく上京してますので、那珂乃もそろそろ重い腰上げて「出品(出店)者」として参加してみたいものです。

ともかく、活字だらけの空間はとても楽しかった……!


ここからは那珂乃が現地でお迎えした本に関して、軽くご紹介していきます。
いつごろに拝読できるかとてもわかったものではないので、各作品の内容に関する感想コメントではなく、

「どういった経緯でサークルを知り」
「ブース前で立ち止まり」
「なぜその本を買ったか」

に焦点を絞ってご紹介いたします。
ほとんどTwitter(X)経由ですが、そうじゃない作品もございます。

今後、私自身が出店者となった時や、皆さまが即売会へ参加する際の、なんらかのヒントになれば幸いです。
ちなみに予算はオーバーしました。
(合計12点、総額ざっくり5,000円以上)


#文学フリマで買った本


文芸ムック様「あたらよ」創刊号

Twitter(X)にて、新規文芸誌の立ち上げの件を前々より存じ上げていたため。
コンテストの受賞作も掲載されているとのことで、どんな傾向の作品が創刊号にて集まったか、たいへん楽しみです。

ヱクリヲ様「ヱクリヲ vol.8」

Twitter(X)にてたまたま目に留まり、特にSFに関するコラム(評論?)を拝読したくて、入場前よりあらかじめチェックしてました。
那珂乃はSFはあまり得意ジャンル(積極的に読んだり書いたりするジャンル)ではなく、ゆえにこういった機会で行き当たりばったり的にでも、少しずつアウトプットを増やしていきたい所存です。

知らない世界や界隈に触れる「ドキハラ感」で、飢えたり、お腹いっぱいになったりを、繰り返しながら細々と生きています。

第一芸文様「第一芸人文芸部」創刊準備号

会場の「流通センター」はモノレール駅(たぶん人生で初めて乗りました)が最寄りとなっていたのですが、その車両内で適当に文フリ関連ポストを漁っていたところ、あの又吉直樹先生が発起人となっているサークルが出店していると気付きました。
本当に入場ギリギリ(しかも現地到着したのは開場一時間後)で知りましたので、大慌てで真っ先にブースへ。無事買えました。良かったね。

身内に極度の「お笑いオタク」がいる関係で、私も時々、芸人さんの生態を追っかけています。
これは私の勝手な想像ですが、お笑い芸人の間でも文芸界隈は、今後さらにすこ〜しずつ盛り上がっていくんじゃないでしょうか。

ハチャメチャお子様ランチ様「終わりなき旅路をキミと」

ネット小説(いわゆる「なろう」界隈)で主流となっている異世界ファンタジー書きが集っているアンソロジーですね。
こちらもTwitter(X)にて事前チェック済みでした。各先生方のますますのご活躍を、心よりご祈願しております。

日埜和なこ様「デカフェ生活はじめました」

Twitter(X)を以前よりフォローしてまして、サークルとして出店なさっていることを事前に知っておりました。
直接お話しさせていただく機会もあったおかげで、特に面白そうだった「デカフェ(ノンカフェイン、カフェインレスと関連するワードらしいです)」のエッセイを選ばせていただきました。
次回のフリマで出る予定の「宝石アンソロジー」も楽しみにしております!

諸星モヨヨ様「東京白亜紀」

こちらもTwitter(X)を以前よりフォローしてましたが、実は出店に気づいたのはモノレールの中です。
すみません、コミケよりもずっとフットワーク軽めに(なんなら気難しい性分のせいで行かない可能性さえあった)情報収集してましたので……ぼろぼろフォロワー周りの情報取りこぼしてます。

で、この作者様はホラーを書いていらっしゃることが多いのですが、「ホラー」と一口に言ってもさまざまな派生カテゴリがあり、好き嫌いや合う合わないが特に如実にわかれるジャンルと私は認識しておりますので、二作品あるうちでも、私自身の口に合いそうな物語を選ばせていただきました。

日崎アユム様「殺し屋ドゥーオとピアスをつけたこども」

カクヨムで連載、のちに角川文庫で書籍化されたファンタジー小説『蒼き太陽の詩』という作品を存じ上げておりまして。
文フリへの出店を知らずにブース前を通り過ぎそうになり、書籍が置かれているのを見てぎょっとしました。

今日一番ぎょっとした出来事だったかもしれない。
現地では全エリア全ブースずつ、ひとつひとつをわりとていねいに確認したつもりだったので……見落とさなくて本当に良かったです。
いろいろ短編お見かけしましたが、「殺し屋」という響きに惹かれて選ばせていただきました。

武内颯人様「神のオルガン」

文フリについて、Twitter(X)で情報収集していた最中にたまたま目に留まりました。
久々の出店(新刊?)とのことでしたが、ブースには他にも多くの面白そうな本が置かれていまして、それだけで創作活動歴の長さ、物書きとしての年季が伺えます。

西山保長様「詩が埋められた町にて」

完全ノーマークだったのですが、現地にて「考古学」というワードに惹かれました。

那珂乃が、たまたま考古学にほんの少しだけ関係ある物語(完全新作。現在未公開)をこしらえている最中だったのが大きいです。
試読させていただいた限りでも序盤からずっしりした内容、参考文献とかもしっかり記載があったことで「もしかして専門の方、その分野を大学などで学ばれた方ですか?」といった旨の質問をさせていただきましたが、独学とのことで驚きました。

自分の専門分野の「外側」へ、一歩二歩踏み出す勇気が欲しくなった瞬間です。

紫陽花宮様「ノクターン」「ゴスペル純情倶楽部」

こちらも完全ノーマークだったのですが、現地にて購入。
私が特に専門としている「音楽(主にクラシック)」にまつわる物語を二作品選ばせていただきました。
ただ、いわゆる「音楽小説」を期待しているわけではなく、あくまでもメインジャンルは「ヒューマンドラマ」と予想。ジャケ買いなので中身を特段把握しておりません。
そういう衝動買いも、即売会の醍醐味と存じております。

ちなみに地方からはるばる東京へいらっしゃったとのことで。
私も、どうせ出品するなら文フリを口実に、地方へ足を運んでみたいなあ。香川とか広島とか。

藍崎万里子様「アマプレベス」

こちらも完全ノーマークで、帰り際に偶然お見かけして買っちゃいました。

クラシック音楽(特に古典派。モーツァルト・ベートーヴェン)にまつわる小説が多い中、なぜかどの主人公……っていうか全作品で「女体化(TS)」がなされており……。
17歳のモーツァルトと聞かされた脊髄反射で「生まれ変わり(オブラートに言葉を包んだため「転生」とは聞かなかった)ですか?」と聞き返してしまい、たいへん申し訳ありません。
最終的に選ばせていただいた「アマプレベス」はモーツァルト(やはり性別は……)とベートヴェンの「恋愛」だそうで。ど、どんな話なんだろう。
最後の最後でトンデモナイ快作と目を合わせてしまった……!


まとめ


以上です。
現地を離れた一時間少々で急いで書き起こしてますので、駄文や文章内における失礼無礼の数々は、どうか温かい目で見ていただきたいです。

お目汚し失礼しました。
ここまで読んでくださりありがとうございました!


那珂乃の作品リスト


現在は「カクヨム」を主な活動拠点としています。
ご興味ありましたら是非お立ち寄りください!

短編小説『探偵アパート入居試験』
「5分で読書」短編小説コンテスト2022優秀賞
カドカワ読書タイム様のアンソロジーにも収録させていただいてます!

長編小説『掃き溜めのリベラ』
完結済みのライトミステリ。高校の生徒会が活躍します。

長編小説『翠眼の女騎士と偏愛公子の亡命譚〜生まれ変わったら風になる』
連載中。シリーズもの。北欧風ファンタジーロマン。
恋愛(ロマンス)メインですが、騎士モノならではな戦記要素もあります。

長編小説『1秒でオトすMUSIC NOTES』
連載中。恋と現代音楽のハイブリッド・エンタメ。
王道系青春ラブコメ要素あり。


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