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【告知】文フリ東京37、「もえけん!!」に寄稿していますよ〜

念願かなって初の寄稿!……を宣伝するエッセイ。忙しさと嬉しさの相乗効果で、全体的にテンションは高いです。

今年の夏に自分が頑張ったことの集大成でもあるので、11/11は文フリにカモンカモン!!



なんと藤吉なかの、次回の文フリに寄稿しています!サークル参加でもない、かといってお客さんとしての参加でもない…

寄稿というのはそういう絶妙な立場ですが、絶妙な立場だからこそ言えることもあるはず。
ここでいっちょ、宣伝させてください!


大阪大学にて少数精鋭で活躍中の「萌研究会」さんより出ているスーパー・クールでハイパー・ナード、ウルトラ・ポップな同人誌、『もえけん!』の新作ですよ。

自分は以前の文フリで購入させていただいた時から、創刊号の大ファン!!!
世界で1番『もえけん!』創刊号を読み返しているオタクだと、主催からお墨付きをもらっているほど。

そんな憧れの同人誌に自分の原稿が載っています。やったやったやったーー!!!!!


というわけで、自分がこの同人誌にどんな文を書いているのか…これを語る告知エッセイです。

「そんなの読まんでも『もえけん!!』が最高のは分かってるから、さっさと予約させろ!!」という同志の皆さんは、こちらのリンクから予約してね。


予約した?予約したね?




まず自分が『もえけん!!』に寄稿させていただいた論考を紹介させてください。


タイトルが「でじこが与える「臨界の萌え」という温かさ~『ワンダフル版』第11話「ホカホカご飯」論~」
題名が妙に堅苦しいもんですから、なんだか自分の書いた原稿って気がしませんね。

タイトルからしてゴリゴリに批評っぽい硬い文章や〜!と思うかもしれませんが、むしろその逆。

文フリで発売される同人誌に載っているアニメ評論系の文章の中で最もとっつきやすく、誰よりも深くアニメを批評しようと意気込んで書いた文章です。


なので普段は文章の同人誌を買わないな〜でも『デ・ジ・キャラット』や、でじこちゃん達は好きだな〜という最高のオタクたち……!
他ならぬ貴方たちに向けて書いたんです!ぜひぜひ、お手に取っていただきたいですね。


『デ・ジ・キャラット』ワンダフル版において、ファンの誰もが印象深い伝説の回として記憶している第11話「ホカホカご飯」。

ドタバタギャグとテンプレートな萌えに彩られた『デ・ジ・キャラット』というシリーズの中で、この回はひときわ異彩を放つエピソードです。

そんな魅力あるエピソード「ホカホカご飯」なんですが、実はこれまで殆ど評論・批評的な語りの対象になっていなかったようなんですよね。

少なくとも自分が調べた限りでは、あくまで「感想」の域にとどまっている文章やコメントが多かった。ですが、それは決して悪いことではありません。
評論だって、もっともらしく書いた「感想」みたいな側面ありますから。感想全てを否定しだすと、ちょっと狭量なオタクになってしまう。


それだけ『デ・ジ・キャラット』のファンにとって、「ホカホカご飯」というエピソードが心のうちにしまっておきたい大切な話だった…ということの裏返しでもあります。

むしろ後追いの自分が未熟ながらこうして批評・評論の机上に乗っけること自体、空気を読めていない行動なのかもしれません。


でも、やはりこのエピソードが「何となく良い話」扱いで済まされている現状は看過できないんですよ。

萌えという観点でも、アニメ演出という観点でも、高いクオリティと影響力を持ちうる素敵なアニメだから。
この作品がどれだけ素晴らしいアニメかってことを、少しでも皆さんに知ってほしい!

というわけで、放送当時から「ホカホカご飯」に心を打ち抜かれたオタクの皆さんにも失礼がないように、精一杯のリスペクトを持って書いています。



個人的には、自分にとって入魂の記事だった『おにまい』論から半年が経ったこのタイミングで、気合の入ったアニメ評を投稿できるのが個人的に嬉しいですね。


しかも今回発売される『もえけん!!』には、『お兄ちゃんはおしまい!』作者である「ねことうふ」先生のインタビューが巻頭に載っているんですよ。アポ取った萌研究会さん、凄すぎる。

しかしこのインタビューは、個人的に数奇な運命すぎて感激しましたね。『おにまい』ファンも必見の同人誌!
同じ大学出身という切り口からの他では読めないインタビューになっていますので、お楽しみに。


ところで自分は執筆前に数ヶ月、勉強の意図も含めてネットでアニメ批評を色々と読ませていただいていたんですが…
正直、「これアニメじゃなくてもよくないか?」というものが多いんですよ。

アニメ評を語っていながら、終始シナリオを基に論じていたりする。それって、批評対象がアニメである意味はあるんだろうか?……そう思うわけです。


もちろん詳細な画面分析の下で批評を展開する、とても真似できないお手本のような文章も沢山あるんですがね!ね!?

この記事を読んでくださっているアナタの文章は、きちんとしたアニメ批評ですよ!!!!


創刊号『もえけん!』は当然のこと、シャフト評論同人誌『もにも〜ど』や大好きな大槻ケンヂのエッセイ、あとは『村上朝日堂はいかにして鍛えられたか』とか…この辺りは特にお手本として執筆中ずっと傍に置いてました。
書くの迷った時に立ち返ることができる本を置いておかないと、ドツボにハマってしまうので…

これらの「お手本」たちは、『生穴る』に特典でついてきたこまろちゃんの萌えポストカードと一緒に机に積んであります。これかわいいのよ。


創刊号『もえけん!』の座談会の雰囲気、論考のクオリティは今読んでもグッとくるものがありますからね。何度読んでも良いもんだ。
しみじみと素晴らしい同人誌なんで、既刊を買うこともオススメします。


『もにも〜ど』に収録された批評「ぱにぽにすくりゅー!」は特に、やわらかい言葉づかいで批評を書くお手本にさせていただきましたし…
あにもにさんやmochimizさんの批評は展開があまりに鮮やかで、モチベーションの上昇(と緩やかな絶望)をくれます。

↑自分がお守り代わりにしていた『もにも〜ど』はこちらから!シャフトファンは必携ですよ


ともかく論じるのがシナリオレベルの要素だけなら、対象がアニメである必然性はない。漫画だって映画だって良いでしょう。

画面の話をしない事には、「アニメ批評」を自称するスタートラインに立てているかも怪しいのです。脚本に加えて、画面の要素も拾って初めてアニメ批評になる。

徹底したシナリオ分析にも画面の分析に劣らぬ面白みはありますが、少なくとも自分は画面の話がしたいですね。アニメは映像芸術ですから。


そういう意味では、自分が半年前に記事にした『おにまい』論は不十分と言わざるを得ない出来です。書いていて楽しかったし、好評いただけたのも嬉しかったけど!

ストーリーやキャラクター語りに終始していて、アニメ固有の魅力に迫ることが出来ていません。そこが個人的な反省点でした。


そういった意味で今回の「ホカホカご飯」論はそのリベンジマッチとして、ひとまず納得することが出来るクオリティかと自画自賛しています。

書いてる時はハイになってたので「この世全てのアニメ批評を叩き潰す!」と頭を爆発させながら書いていたんですけど、今ではそんなこと思ってません。

適度に毒が抜けて、今は程よく自信がなくなってきている。だからみんな、読んで感想とかください〜!!!!!


あとはやはりこの掲載順。見てくださいよ!
『もえけん!!』に掲載されている数多くの素晴らしい論考の中で、何と自分の原稿がトップバッターを任せていただいています。これ非常に嬉しいよ。


自分はこの『デ・ジ・キャラット』論以外にも、ふたつの座談会とアニメTシャツについてのエッセイにも参加しています。

『もえけん!』のファンすぎて、参加可能なあらゆる機会に参加していたことが伺えますね。
でもそれぞれ頑張っているので、こちらもぜひ読んでください!


「萌えが足りない、萌え語りないこの時代」に敢えて同人誌で萌えを再興させようとする同人誌……それが「もえけん!」。

このフレーズ、カッコ良すぎるな……え、こんな同人誌に自分が参加していいんですかね?


萌えが足りない、萌え語りないこの時代

『もえけん!』






萌えが足りない、萌え語りないこの時代

『もえけん!』






萌えが足りない、萌え語りないこの時代

『もえけん!』




良〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜いね〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜これ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


日本語ロックを確立させたバンド「はっぴぃえんど」の2ndアルバムにおいて、日本を代表する作詞家・松本隆は「はいから白痴/肺から吐く血」という秀逸なダブルミーニングを残しましたが、それに匹敵するパンチラインだ……


そんな「萌え」を今こそ語り直さんとする「もえけん!!」は堅苦しい批評に寄りかかりすぎることなく、かといって軽薄な誌面になることもなく……

絶妙なバランスで「読んでいて面白い同人誌」になっています。本当騙されたと思ってぜひ買ってほしい。文章の同人誌を買ったことがない方が、初めて買う入り口として最適!

自分が参加してるとかそういう色眼鏡を含めずとも、めちゃくちゃ"買い"なんですよ。
主催の海綿なすかさん・編集のカピバラさんのとてつもない熱と努力によって、最高の本に仕上がっている。自分は既に献本データを15周しています。



創刊号「もえけん!」を世界で1番読み返した人間だと思われる、世界一のファンである自分がここでハッキリと断言してしまいましょう。


今回出る「もえけん!!」はより一層、面白くなってます!!!!!!ほんと!!!!!!



さぁ!みんな今すぐ予約してくれ〜〜〜い


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