見出し画像

映画「Super Folk Song ピアノが愛した女。」

新宿バルト9で矢野顕子のドキュメンタリー映画「Super Folk Song ピアノが愛した女。」のデジタルリマスター版を見てきた。

平日だし夜だし、おじさんおばさんぐらいしかいないだろう、と思ってたかをくくって行ったら、案外若いお客さんが多くて驚いた。中高年はこの短い公開期間を逆にキャッチできてないのかも。今月15日までの限定公開です。 行きたい方はお早めに!

パンフは売り切れだったのでCD買っちゃった

天才は意外とストイックだった。こんなに何テイクも聴けるエンジニアの人は幸せだなーと思った。実際スタッフの人たちも、疲れた様子どころか、その幸福な時間に皆にやけている。

所々に入るインタビューに登場するおじさんたちも、ただただこの天才と関われたことだけで生きててよかった感を剥き出しにしてて笑っちゃうレベルだった。矢野顕子は、やはり唯一無二の存在なのだ。

ストイックすぎるアーチストに「演奏者と批評家に同時になろうとしちゃダメだ」とアドバイスする米国のマネージャーに向かって、「基本的に私は出来ると思ってるのよ」と言うシーンが印象的だった。自分には「もっと上手く出来る」という自信あってこそ、納得できるまで粘れるんだなって。

無理だと思って諦めたら、それがリミットになるんだな。

個人的に、毎日毎日イヤだイヤだと思いながら乗っている中央線を、少し好きになれるかも知れないと思いました。あっこちゃん宮沢くん、ありがとう。明日は少し優しい気持ちで中央線に乗れそう。

#矢野顕子 #ミュージック #音楽 #映画 #ドキュメンタリー #2017

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?