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上五島の旅:シメは佐世保で半日遊ぶ
さて、11時頃に小値賀島を出発する高速船で昼過ぎに佐世保に上陸、夜の飛行機で東京に帰るので、夕方17時20分に佐世保駅前を出発するジャンボタクシーの予約を入れてある。4時間半ぐらいしか時間はないが、せっかくなので、ちゃちゃっと佐世保観光をしてみることに。
港町の外国人バーなんかにも興味はあったけど、盛り場が賑わいだすのは夜更けてからなので今回は断念。効率よく観光するために、クルーズバスに申し込んでみた。
私が乗ったのは【展海峰(てんかいほう)」コース】というコースで、佐世保駅前から出発し、100分ほどかけて、赤煉瓦倉庫や造船所、九十九島を望む展望台のある「展海峰」、パールシーリゾートを回り駅まで戻ってくるルート。
時間があれば、パールシーリゾートで降車して、観光してから後続便や路線バスに乗って帰ることもできる(この際利用する路線バス乗車は当日一回限りだが無料になる)。これで大人ひとり1800円(※2019年3月段階)。
佐世保は坂の街で自転車で巡るのは、よほどの健脚でスポーツ自転車乗りの人でもなければ無理なので(バスガイドさんのネタ話として「佐世保の人間は自転車乗れないんです、坂が多くて自転車通学とかしないから」という話があった)、免許のない人はタクシーかバスで観光することになるのだけど、路線バスの組み合わせでの観光は、初めて行く街ではなかなかハードルが高いので、こういう観光バスで効率的に巡るのも悪くないと思う。
私はこういうベタなツアーに参加するの初めてで新鮮だったので、案外楽しめた。バスガイドさんが歌ってくれたり、なんかもう「こ、こういうのテレビで見たことある…!」的な感動が。
米軍基地の側を通り抜け、佐世保の造船業を支える佐世保重工業の巨大な起重機を見学。
ああ、ほんとこういうの萌える。巨大クレーンとか大好き。メガホン持ってるのはバスガイドさん。
元海軍の赤煉瓦の倉庫はいまも現役で、在日アメリカ軍に利用されてるそう。
造船業のドックは何もかもスケールが違って、たまに自転車でドック内を走っていく人の姿(広いのでドック内は徒歩では時間がかかってしまうので、乗り物にのって移動することが多いのだとか)を見てやっとサイズ感がわかる感じ。とにかく船って大きいんだな…と実感。
この日は快晴で九十九島の素晴らしい眺望も楽しめた。展海峰は花見の名所でもあるんだけど、春は海が霞んでしまってここまでの眺望が楽しめる日は滅多にないそう。バスガイドさんが「私も写真撮っときます!」と言ってた景色をご覧あれ。
「九十九島」と言いつつ実際の島の数は200以上あるんだそうだ。景色と名物の牡蠣を楽しむなら秋冬がいい、ということを、とりあえず頭に入れた。
パールシーリゾートで降りた人もいたけど、私はジャンボバスの時間もあるので駅に戻り、初日に行きたかったけど定休日だったカフェに行ってみた。
「まえかわ」という佐世保では有名な果物やさんの直営店だそう。旬の果物のフレッシュジュースや果物たっぷりのミルフィーユもある。
果物ジュースの中には驚きのホットメニューもあり、せっかくなのでチャレンジしてみた。洋梨&ジンジャーのホットジュースは甘すぎず、結構しっかりジンジャーが効いてて、あったまる飲み物だった。
店内はこんな感じ。テイクアウトでミニカップ入りのカットフルーツなんかも買える。ここでフレッシュジュースと果物買って、佐世保バーガーをテイクアウトにして、港のベンチで食べるのとかもちょっといいんじゃないかな。
カフェの近くには佐世保土産の定番「ぽると」の白十字パーラー本店がある。ぽると自体はメジャーなお土産でどこでも買えるんだけど、本店はバラ売りもしてるし、好きなフレーバーを選んで箱詰めもしてもらえるので自由度が高い。レトロなお店の雰囲気も楽しめるので覗いてみるのもいいかも。
ちなみに定番土産菓子の本店で、いい感じにレトロな雰囲気の店としては、長野の「みすず飴本舗」の本店、京都の「阿闍梨餅」の満月本店も好き。
ジャンボバスの時間的に、空港でゆっくり食事することはできなさそうだったので、晩御飯には少し早かったけど、最後の佐世保グルメとして「レモンステーキ」も食べてきた。佐世保はこれと佐世保バーガーをめちゃくちゃ推している。海辺の街なのに何故かご当地メニューは肉肉しい…
トップの写真に使ってるのがそのレモンステーキなのだが、うーん、これは正直微妙な代物だった…薄くて大きな肉を鉄板上で焼いてレモン汁が入った醤油ベースのソースを絡めたものだが、ほとんどソース食べてる感じの味の濃い料理なので、若い人はいいと思うけど、おばちゃんはちょっと途中で味に飽きちゃったかな…
私が食べたのは「レモンド・レイモンド」という比較的新しいチェーン店なので、別の店だとまた雰囲気も味も違うのかも。佐世保バーガーもそうだけど、佐世保グルメはとにかくアメリカンサイズで自由度が高いのが特徴っぽい。
夕暮れの港にさよならして、再びジャンボタクシーで長崎空港へ。友達おススメの平戸名物「カスドース」などのお土産も買って、東京へひとっ飛び。私の九州初上陸の旅は終わった。
九州初上陸とか言いつつ上陸した途端に離島に行っちゃってたし、長崎は通過しただけで平和公園も眼鏡橋も大浦天主堂も行ってないので、次回はそのへんの定番観光地もちゃんと行こうと思う。
それにしても小値賀島と野崎島は本当に楽しかった。というわけで、またいつか遊びに行きたいな。
実はこの春転職予定で、目下引き継ぎ沼で大忙し。最初は試用期間で有給休暇も使えないので長い旅にはしばらく出られそうにないのだが、転職前の連休には山形の酒田に遊びに行く予定。酒田付近にお住まいののnoterさん、美味しいお店があれば是非教えてください。とりあえずケルンで本家の「雪国」飲むのを楽しみにしております。
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