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話題の”沼”はアメリ人の夫に受け入れられるか問題

話題の究極の減量食「沼」である。もう既存のダイエット食品をすべて廃業に追いやるような大発明だと思う。

マッスルグリルのシャイニー薊さんの、何かにハマりこんでいる人特有の、見ごたえのある明るい狂気感と笑顔がたまりません。


あとここまで沼とボディビルに対してはロジックと美を求めるのに、部屋がぐっちゃぐちゃで平気なところとかも最高だと思う。


このokbさんのnoteもバズっていて、めちゃ面白かった。


さて! わたしも、コロナの在宅勤務による運動量の低下で、なんとなくもっちりしたので、遅ればせながら沼に参画した。


オリジナル沼の半量を5合炊き炊飯器で、朝の40分ほどのジョギングに出かける前に、バババッと仕込み。クイック炊飯で、かえってシャワーを浴びたら沼が出来ている。そのまま保温しっぱなしで、朝9時からの在宅勤務の間に、それをちょいちょい食べる。何日か続けていたら、するするっと数日で超過分が落ちた。

私は初めて沼を作った時思った、
(アカン、これアメリカ人は絶対アカンやつや・・・・!)

沼には、オクラ、わかめ、米、という食材が入る。そしてこれを形がなくなるまで煮込む。そうするとドロドロなり、かつ、スプーンで持ち上げたときに糸を引く。(下写真は、半分くらい食べ進んだある日の私の沼)

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このSlimy(ぬるぬる)した食べ物、Sticky(ねばねば)した食べ物というのは、アメリカの典型的な食事の中でほぼ見当たらないのだ。クリーミーなソースとか、プルプルしたジェリーみたいなものはあっても、糸を引くぬるぬる感、つかめないようなぬめぬめ感というのは、かなり未知との遭遇なのだ。

夫と日本に行ったとき、ある料理屋さんの突き出しで、小さな器に入ったじゅんさいが出た。
夫は私の真似をして、それを一口でつるりと飲んだあと、なんとも言えない顔をして「オウ・・・ストレンジ・・・」と言った。

たぶん、アメリカ人が連想するのは

(鼻水….. !)

または

(エイリアン…. !)

であろう。

これが同じ糸を引く系でも、ピッツアのとろけるチーズがStringy(糸を引くよう)にミヨ~ンと伸びてるところとなると、突然、BLM運動も終結してしまうくらい全国民異議なし、満場一致の大好物になる不思議。



アメリカ人は食感へのこだわりがわりと、だいぶ、けっこう、かなり低い。アメリカのレストランでパスタを頼んでアルデンテのパスタが出てくることは皆無!である。でも、食感にこだわりがない、イコール、どんな食感のものでも構わないかっていうと、そんなことはない。あまり探求心がないから、未知のものへの受け入れ耐性も低い。

アメリカ人の夫は納豆も大っ嫌い(ぬるぬるSlimy かつねばねばStickyで、さらにくっさいstinkyのコンボで最悪)なので、糸を引く沼に対しても、かなりの拒否感を示すことだろう。

幸い、夫はナースなので、自宅勤務の私を残して、今も8時間勤務で病院に行っており、その間にわたしは一人で沼を食べている。

かくれキリシタンならぬ「かくれ沼」である。

いつの日か、糸引く沼を食べているところを夫に見つかって「何それ!?」と言われたら

「Swamp (沼)....」 と回答する予定。







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