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☆研究会ってたのしいな☆その2

1.研究って?アマチュアって?

以前、
私家版『研究会って楽しいな☆』(マンガ資料を集めたもの)の
あとがきに
ばんちゃん・ターマス・バタケさんが
(仮説学年会メンバー…詳しくは、2024.3.29 仮説学年会トークライブ終了!& ♪トークライブをやっています♪(アーカイブ資料あり)に掲載しています)
このようなことを書いてくれました。
※この当時、私を含めこの4人でグループLINEをしていました。

私家版『研究会って楽しいな☆』あとがきより。
LINEで話している雰囲気を残してもらいたくて、このようなあとがきを書いてもらいました。


 そのなかに、バタケさんが

文さんは自分のマンガというコンテンツを使って,アマチュア研究をしてると思うんだ。
板倉聖宣さん(*1)が『仮説実験授業の考え方―アマチュア精神の復権』(*2)で,「プロの限界とアマチュアの強み」ということを書いているんだよね。

(*1)板倉聖宣・・・仮説実験授業提唱者
(*2)『仮説実験授業の考え方―アマチュア精神の復権』(仮説社)。リンクは下記に

と書いてくれていました。

ア、アマチュア研究・・・??


となった中村は、
バタケさんが紹介してくれた
『仮説実験授業の考え方―アマチュア精神の復権』に収録されている資料
「アマチュア精神」の復権 プロ教師から玄人教師へ を読んでみました。



2.自分の好奇心って大事。
それこそまさに主体的な行動では?


仮説実験授業を提唱した板倉聖宣さんは、
科学の研究についてこのように書いています。

科学というものはもともと、自分自身の好奇心から出発したものです。
誰かに雇われて研究するのではなしに、自分自身のお金でもって道楽的に研究することから生まれたものです。

板倉聖宣著『仮説実験授業の考え方―アマチュア精神の復権』(仮説社)
「アマチュア精神」の復権 プロ教師から玄人教師へ より

なるほど!

科学もともと好奇心から出発したものであるなんて、
とてもすてきですよね❤

なぜなら自分が「これが気になる」「やってみたい」と思うことって、
自分から率先して調べちゃったりしますから…。


余談になりますが、私がマンガを描き始めたのは、
私がお世話になった、飯田信弘さん の一言

「文ちゃん、絵を描くのが得意なら学級通信をイラストで描いてみたら?」

です。
ですから、一時期学級通信をイラスト&手書き&マンガで描いていました。
そして、数年前に
別のSNSでマンガを紹介し始めたら、結構反応が良く…
今に至ります笑



話を戻します。
というわけで、好奇心から出発する…ということって
「もしかしてこの言葉ってこういうことかも?」と
思ったので
下記に紹介します。

突然ですが
私は阿部徳昭さん・板倉聖宣さんが作られた
授業書《あかりと文明》(仮説実験授業)が大好きです💛

(注)私は《あかりと文明》を5・6年で実施しています。
油の歴史や分子構造なども学べますし、文明の発展についても学ぶことができます。授業が終わった後の余韻がなんともいえない♪
たのしく学べて賢くなれる授業書です。
総合的な学習の時間などでできる授業書だと思います。

デジタル版もできました↓↓

下記の絵本『あかりと油』(小峰書店)にも
阿部さんの油の研究成果が掲載されています。


実は
《あかりと文明》授業書に掲載されている、
ふろく1 ごま油しぼりの動画が撮りたくて…

私家版『研究会って楽しいな☆』資料「動画作成にまつわるエトセトラ」より


私家版『研究会って楽しいな☆』資料「動画作成にまつわるエトセトラ」より


私家版『研究会って楽しいな☆』資料「動画作成にまつわるエトセトラ」より


私家版『研究会って楽しいな☆』資料「動画作成にまつわるエトセトラ」より


私家版『研究会って楽しいな☆』資料「動画作成にまつわるエトセトラ」より


という具合に動画を作って‥‥
YouTubeに公開!!


もちろん だれかから頼まれた とかではないのですが
「やってみたい!」「作ってみたい!」という気持ちでつくっちゃう。
そして、
この動画を見た方が
「授業でつかいました!」
「わかりやすかったです」
なんて声が聞こえてくるだけで‥‥もう最高💛

もちろん、研究会に入った人全員「教材を作りなさい」
とかでは全くありません。
板倉聖宣さんも、このように書いています。

教師としては何よりも子どもが好きで、
「子ども達と楽しい授業ができる教師がいい教師だ」と思うのです。
そのためには、必ずしも自分で教材を開発する必要はありません。教材の細部について知っているよりも、子ども達の願いや考え方を知っていることの方が大切なのです。

板倉聖宣著『仮説実験授業の考え方―アマチュア精神の復権』(仮説社)
「アマチュア精神」の復権 プロ教師から玄人教師へ より

というわけで、
作りたい人がつくる…
やりたい人がやる

仮説実験授業研究会の
「やりたい人がやる」という雰囲気がとてもいいなって思うんです♪

そして板倉聖宣さんは

私が著しい研究成果を出せるのは、
その縄張りを無視して自由な研究をするからだといっていいでしょう。

板倉聖宣著『仮説実験授業の考え方―アマチュア精神の復権』(仮説社)
「アマチュア精神」の復権 プロ教師から玄人教師へ より


とも言っていますし。

仮説実験授業研究会って、ほんとにとっても自由な雰囲気だと思います。
それぞれがお互いに研究しあい、
そして、それを共有できることって素晴らしいなと思っています。

そして、その研究の原動力、
それはもちろん好奇心もあるとも思いますが
子ども達や、授業を受けた人の笑顔を見たい♪という
気持ちだとも思っています。

私にとっては
自分の興味関心で、知的好奇心で動いている人たちって
すごく魅力的に見えます。
ですから、研究会の方々を見ると
みんなすてきですし、生き生きしているなって思います。

そういう方々を見ていると、私も元気をもらえますし、
また、自分ができることがやれる
⇒それを喜んでくれる人がいる
⇒自信につながる とも思うんです。

そして、それって、昨今指導要領に書かれている
「主体的な態度」と似ている…というか
そのものじゃないのかな? と私は思っています笑

主体的(しゅたいてき)とは、自分自身意志考え基づいて行動する様子を表す言葉である。自己の意識判断により、自発的に物事進め状況を指す。主体的な行動は、自分意見思考を基に、自分決定し自分行動に移すことを含む。 主体的な行動は、自己の責任を持つことを伴う。自分行動決定に対して自分自身責任を持つことを意味するまた、主体的な行動は、他人に依存せず自分自身考え行動することを強調する

weblio辞書「主体的」より

その3 につづく)

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