読解『アイデンティティと共生の哲学』2
前回の続きです。そして今回で終わりにできませんでした。次回は、本書のキータームが盛りだくさんの9章を主に読解して、それで終わりにしたいと思います。
不本意ながら起承転結になったわけです。即ち、起:導入、承:読解1、転:読解2、結:読解3。
第6章 生活の具体的な場で共生(反差別)を実現するための生き方の流儀が検討される。話のスケールが「生活」あるいは「日常生活世界」に移る。それと同時に「生き方の流儀」(212)がテーマとなるが、これは〈生の形式〉の模索と考えられるだろう