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とにかく仕組み化


概要

この本は今後部下を持つ、あるいはマネジメントの立場にある人もしくはなる人に向けた、仕事に対する考え方を考えさせる本です。


この本がおすすめな人

管理職の人

ここが心に残った3選!

①人を疑うのではなく、ルールを疑う

皆さんは仕事で発生したトラブルやミスに対してどのように考えますか?

「あの人のスキル不足だ」「なぜミスしたんだろう」と個人にフォーカスして原因を追求する方もいるでしょう。

しかし本書では「どうすれば防げたのだろう?」と仕組みに対して疑問を持ち、改善をすることの重要性を説いています。

私も2023年の4月から社会人となり、多くの失敗をしてきました。
例えば私の仕事柄、一般のお客様からお問い合わせやコメント等をいただく機会が多いのですが、クレームの電話をうまく対処できずお客様を怒らせてしまい結局上司に対応してもらったことがあります。


電話でクレームを言われたのが初めてで、クレーム対応マニュアルもなく、ものすごく焦った記憶があります。
当時は「自分がうまく対処できなかった」「上司に迷惑をかけてしまった」と自分のことを責めていました。
しかしこの本を読んで、お客様を怒らせてしまったのは自分の力量不足ももちろんありますが、クレーム対応研修やマニュアルもなく対応できる環境が整っていないことも原因の1つだったと思います。

今後同じような経験を私も、そして職場の仲間にもさせないためにマニュアルは作らなければならないと考えさせられました。

②上司(部下)とは適度な距離感を保つ

正直人たらしな私にとってこれは衝撃でした。
職場の人と関係性が深まることで仕事をしやすくなると思っていましたが、関係性が深くなるほど「ここで反対意見を言ったら嫌われるのでは無いか」と考えるようになってしまうそうです。

付かず離れずな適切な距離感を保ちながら仕事を行うのは一見冷たく感じるかもしれませんが、情がうつると正しい判断もできなくなってしまうようなので、今後は上司との距離のつめ方を再考しなくてはいけないと感じました。


③「あなたがいないと困る」は麻薬だ

その人にしかできない仕事が存在することは組織にとって不利益だと著者は説いています。なぜなら、その人が異動もしくは会社を辞めた時にその業務が回らなくなってしまうからです。

そのリスクを回避するために、マニュアルの作成が最も重要となります。
たしかに私も業務を行う上でマニュアルの作成は後回しにしていましたが、仕事を休んだり異動してもその業務が稼働するよう優先的に取り組まなくてはいけないと感じました。

しかし人は誰しも承認欲求がありますよね?もちろん私にもあります。(むしろ承認欲求は強い方です、、)

その欲求は仕事で求めない方がよいのかもしれません。あくまで仕事は仕事。プライベートと仕事のコミュニティはしっかり分けなくてはいけません。

「自分らしさ」を尊重する世の中になってきていますが、それは家族や友人との間で発揮しなくてはいけないと著者は説いています。

しかし!!私はそんな簡単に分別できないです。
ですがほんの少しでも意識するだけで徐々に変わっていくのでは無いかとも思うので、スピードは遅くとも実践してみたいと思います。


最後に

本著は正直意見が偏っていましたが、「こんな考え方もあるのだ」と捉え方の幅が広がる本でした。
社会人1年目の私にはまだ読むのが早かったかもしれませんが、今のうちから自分にできることを実践していこうと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました👼

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