動かないゾンビ【ショートショートnote_70/創作】
家内が私を追及するので、仕方なく、日曜日の夜に投稿するための、ショートショートの創作活動を、細々としている。
ショートショートnoteカードゲームを使い、お題を家族に出してもらう。それをテーマに410字以内で、書く。
今回は、長男に、予めスマホのスロットアプリで選択していた以下の5枚から、お題を設定してもらった。
それでは、本編にまいりましょう。
長男のお題から。
本編、「動かないゾンビ」、約410字を、どうぞ。
☆ ☆ ☆
初夏の頃、村である目撃情報が噂され、遂に地元の新聞に掲載された。
記事によると、白い影は墓から出てきて消える。街角にも、突然出ては消える。神出鬼没だが姿勢は立っていて、空を見上げている。今や、同時多発的に事象は起こっており、数は増える一方である。
白い影は危害を加えるわけではなくて。見出しは、ちょっと煽った感じの、「動かないゾンビ」だった。
ほどなく、国立天文台が突然発表をした。小惑星が地球に衝突するというのである。ただし、それほど大きいものではないので99%の確率で大気中で燃え尽きる。全国でかなりの火球が見られるだろう、と。
一週間後、予想通り小惑星は地球に衝突し。大気中で燃えながら落下したが、一番大きな塊がその村に落下してきた。その時である。白い影が一気に姿を現して空に飛び上がり、空を覆い。バリアになって隕石を打ち砕いた。
翌日の全国紙には一転して「守護霊」の見出しが踊った。
平和と安寧は、白い影に守られたのである。
☆ ☆ ☆
■追記■
面ゆるって、なに?
それは、これ。西尾さんはじめ、みんな、面白い作品をあげていて。
私は、だいたい土曜日の夜に、そこそこの過去記事をあげています。
もしも、お時間があれば、みんなの作品、読んで頂けたら幸いです。
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