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お払い箱
心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟いた。
2日連続で、「箱」のお題だな。
偶然だよ。
さて、本題に入ろう。
ワールドカップの折。サッカー観戦が趣味の長男は、ほぼ徹夜のようにして、夜から朝まで、配信で観ることができるほとんどの試合を観ていた。
毎晩、毎晩、連夜。
家内も、夜が遅い方で。かたや私は、ときどき、マッサージをする時間がなく、いろいろしながら寝落ちしていることもあった。
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長男の部屋は、リビングの隣にある。
家内はそういうとき、長男が起きていることを良いことに、長男の部屋に行き、脚をマッサージすることを言いつけたようである。
そして、それを私も知っていて。2,3日、私のマッサージが滞った時があった。
たかをくくり、私は、ある夜、こう言った。
私めは、もう、お払い箱でございますね、陛下(注1)。
すると、満面の笑顔で、こう、返ってきた。
あの子は、左右1分ずつが限界なのよ。そのかわり、力を入れてやってもらう。気持ちは、いいけれど、短い。やっぱり、コジくんが必要だということが分かった。
心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟いた。
お払い箱なら、良かったのに。
マッサージをすると、家内は、上機嫌になる。
家内が上機嫌だと、我が家は、明るくて平和である。
だから。
これで、いいのだ。
(注1)女王陛下とは、家内のことである。私に、ときどき、過酷なミッションを与える、我が家の指揮命令系統の最上位者なので、ときに、家内のことを、そう呼ぶ。
■追記■
面ゆるって、なに?
それは、これ。西尾さんはじめ、みんな、面白い作品をあげていて。
私は、だいたい土曜日の夜に、そこそこの過去記事をあげています。
もしも、お時間があれば、みんなの作品、読んで頂けたら幸いです。
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