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晴れ女

長女のこだわりポイントは、オシャレと、まいやんと、ドラえもんである。そして潔癖で、この春に、約2年ぶりに帰宅してきていて。ときどき映画に一緒に行くのだが、今回は、サッカー観戦に、誘ってみた。

もちろん、私の贔屓ひいきのチーム、横浜FCの応援である。

カズがいなくなっても、俊輔がいた
小川航基も、サウロミネイロも、いる


それは、9/18のことだった。次女の秋のリーグ戦も始まっていて。それを見てから三ツ沢競技場に移動した。

奇しくも、猛烈な台風が迫ってきていて。横浜は、競技場に着くなり急に雨が降り出して。長時間にわたり、だんだんと大雨。試合直前、遂には、土砂降りになった。

当然のことながら、カッパは準備している。でも、相当な風も吹いていて。ずぶ濡れを覚悟した。

開始直前まで、土砂降りだった

ところが、開始直前。小降りになってきて。試合終了まで、降ることは無かった。

そして試合であるが。当時、横浜FCは、6試合残してJ2で2位。3位の岡山との勝ち点差は、僅かに2点。上位2位以内という自動昇格圏内を狙う身としては、絶対に負けられない状況の中、終始押されていて。後半の終盤、残り10分のところでようやく1点を先制し、その虎の子の1点を守り切り、首の皮一枚で何とか望みを繋ぐことができた。

長女は、フリマルが可愛いを連発していた


スタジアムを出て。少し雨が降ってきた。

勝ったし、気分が良いから横浜まで30分歩こうという話になり。2人で歩いた。

終日、応援だったので、疲れもあり、言葉少なだったが、交差点で待っているときに、長女がポツリと言葉を発した。


晴れ女、効いたよね。


え?


聞き返すと、チッと、舌打ちが聞こえたような気がした。


今日は、秋季リーグも勝ったし、サッカーも勝ったし。雨にも打たれず、最高だったでしょ。

誰のお陰?



心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟いた。

晴れ女のお・か・げっ!


私は、その通りの言葉を発した。


すると、長女は、満足げに微笑んだ。


それから、交差点で止まるたびに、誰のお陰?の、問いかけは、続き。


コンビニでの夜食は、長女の好きなものを購入した。


ここまで書いて後ろを振り返ると、空のソファーが見えた。

家内には、また、帰宅してから、マッサージのさかなにして、報告するとしよう。


家族LINEのコメントによると、家内は、元気にやっているようだ。


マッサージは無くとも、家内が元気であれば、我が家は、明るくて平和である。


だから。


これで、いいのだ。

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