家族
家内が、私と弾丸帰省をしたあと、義母と義妹と、大阪で会うという機会を得た。
義父が亡くなってからもう、5年以上が経ち、そろそろ田舎の整理をしていかねばならない時期に来て、このご時世で。
久しぶりに大阪で、短時間、会って相談しようということになったのだという。
義妹も、家内も。義母に会うのは、実に、2年ぶりだという。
相談の内容が、なかなか難しい内容だったので、結論がすぐ出るわけでもない。そして、結局は、私や義弟も入れて、また改めて、ということになった。
家族水入らずという言葉がある。大阪といっても、ぶらぶらと遊び歩くということでも無く、ホテルの部屋で、ずっと、相談事をしているわけだ。だが、2年近くのブランクの後の会合は、さぞや、積もる話もあっただろう。
そういう意味でも、交通費はかかったが、行って良かったのではないかと私も思ったし、家内も、そう思ったようである。
家内が、何日か家を空けたからと言って、お土産を買ってきてくれた。
1つは、このお弁当。
六甲縦走は、今までに、何回か行った。かなりの時間がかかり、足腰に、くる。どちらかと言うと、苦しい思い出である。
だが、このお弁当、美味しかった。
それから大阪土産の定番であるが、551の蓬莱の、肉饅。
これは、いつもの安定の、美味しさがある。
そして最後に、関西限定の、都こんぶ。
小学校の時の、遠足のおやつは、都こんぶと、ボンタン飴だった。
都こんぶ、私は、大好きで。
いまだに、なんだか、母の味がする。
お土産を買ってきた家内は、嬉しそうに、言うのだ。
コジくん。
手が空いたら、やってもらえると、嬉しいんだけれど。
私は、夜、少しだけ、マッサージをした。テレビドラマの録画を見つつ。
家内は、上機嫌になった。
家内が上機嫌だと、我が家は、明るくて平和である。
だから、
これで、いいのだ。
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