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うんこの人【ショートショートnote_69/創作】

家内が私を追及するので、仕方なく、日曜日の夜に投稿するための、ショートショートの創作活動を、細々としている。

ショートショートノートカードゲームを使い、お題を家族に出してもらう。それをテーマに410字以内で、書く。


今回は、家内に、予めスマホのスロットアプリで選択していた以下の5枚から、お題を設定してもらった。

いずれも、難題カードだ
な、なんとっ!
じぇじぇじぇは、死語だな。でも驚きのお題

それでは、本編にまいりましょう。

家内のお題から。

本編、「うんこの人」、約410字を、どうぞ。


☆    ☆    ☆


つづみは、聡明な子だった。家が極端に貧乏で。家事すべてと幼い妹の子守をやりながら、休まず、勉学に励んだ。

だが。子どもというのは、残酷なもので。どうしてか、いじめやすい対象をいつも探している。

つづみなどは格好の標的になり。

つづみは姓をはこびといい、あだ名を「うんこ」とつけられはやし立てられた。

だが。

村長の息子のきよしは、悪ガキではあったが、筋の通らないいじめを嫌い、何かにつけてつづみかばった。

運動万能の正義漢ではあったが、成績はいまひとつで。つづみに勉強を教えてもらうようになり、遂に東京の有名大学を卒業して起業家になった。

ある日、きよしは故郷に戻り。鼓の務める小学校を訪れて再会し、なんと、その場で求婚した。

つづみは、突然のことに面くらいはしたが、こう、こたえた。

私、うんこの人ですが。

きよしは大いに笑い、こう、こたえた。

妻になってくれれば、あなたは、あらゆる人を鼓舞こぶする、太鼓たいこになる。

きよしの姓はふとだった。

2人は支え合い、世界の繁栄を実現する、伝説の大企業家になった。

☆    ☆    ☆


■追記■
面ゆるって、なに?
それは、これ。西尾さんはじめ、みんな、面白い作品をあげていて。
私は、だいたい土曜日の夜に、そこそこの過去記事をあげています。
もしも、お時間があれば、みんなの作品、読んで頂けたら幸いです。

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