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パパ

今日は、あまり、たいした話では無い。


心の中の、リトルkojuroが、笑いながら、ツッコミを入れてきた。

それは、いつもだよ。


いやいや。そうなのだが、あまり、綺麗な話では、無い。ちょっと、嫌がる方も、いらっしゃるかと思う。




それは、去年のゴールデンウィークあたりのことだった。

家から出ることを禁じられて、ステイホームと、言われていた時に、みんなが、競うようにマスクを買い占め、世の中に、マスクが消えていた頃に、起こったことである。


家内が、私のことを、いきなり、こう呼ぶのだ。

パパ。

しかも、笑いながら。


パパ?誰の?

私が質問すると、こう答えた。

バカボンの。

え?


ついつい、怠っていたのだ。マスクもし、外出もせずにいたので。

つまり、出てしまっていた。鼻から。

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家内の顔から、すっと、笑いが消えて真顔になって、改めて、言われた。

ちゃんと、してっ!


はいっ。



心の中の、リトルkojuroが、呟いた。

なんも、言えねえ。



なぜだかあの頃は、こういうことがあっても、長時間コースのマッサージの課題は、出なかった。

今思えば、まずまず、楽な時期だった。



マッサージは、でも、絶大な効果をもたらしてくれる。

なぜならば、家内が上機嫌だと、我が家は、いたって平和だからである。

そう思えば、テレビの録画ドラマやバラエティー番組を見ながらの2時間なんて、なんの苦でも無い。



だから。


これで、いいのだ。




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