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届け物

7月の末、去年も届いたものが、家に届いた。それは、焼ビーフンである。

その中でも、ケンミンの焼ビーフンが、特に、気に入っている。


家内も、そうだ。そして、この、ケンミンの焼ビーフン、家内と、ちょっとした縁があるという。



私は、神戸の伯母が、焼ビーフンをよく作ってくれて、それを、よく、食べた。美味しかった。遊びに行くときには、それを出して欲しいと、お願いした。

それほど、好きだった。



翻って、家内の、焼ビーフンとの縁は、聞いてみると、私のものよりも、かなり、深い。

家内の田舎は、兵庫県の、丹波篠山市である。そこに、ケンミンの焼ビーフンの工場があるのだという。

そんな縁もあり、昨年のあのご時世で、世の中のほとんど全てのイベントというイベントが、消え去った時、ケンミンの焼ビーフンのチャリティー企画を、家内は、偶然、目にし、購入者として参加したのだった。


家内は、実家の義母に相談し、そのチャリティー企画に参加することになった。だが、あろうことか、お金を出すのは、義母。送り先は、我が家。


どんな交渉をしたら、そんな事が実現できるのか、私には、理解不能だが。


そして、ほどなく、送られてきた。

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去年はその中のいくつかを、家内は、義母に送り、義母は、むかし、その、ケンミンの工場で働いていたという人に渡したところ、たいそう喜ばれたという。

今年も、いくつかは、義母に渡す予定だそうだ。


今年、ケンミンの他の企画に、家内は、申し込んだ。料理会を、関西で、催したらしい。もちろん、家内が、行くわけではなく、これも焼ビーフン好きの、長男に行かせた。

長男は、忙しいにも関わらず、それに、参加してきた。

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なかなか楽しく、美味しかったらしい。


家内のこだわりポイントは、ポイ活と、クーポンと、節約である。そして、限定品に、めっぽう弱い。


ケンミンの、ランチョンマットがあるそうだ。それは、限定品で、特別な時にしか販売していない。しかも、神戸の人には幼い頃から慣れ親しみのある、ファミリアとのコラボレーションで、たいそう可愛いらしい。

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そのお料理会で、実は、特別に、そのランチョンマットを販売していたらしい。長男は、家内に似て、限定品に目がない。長男は、しっかり、それを購入したという。ひとつだけ。だが、家内は、そこで販売するとは思わずに、惜しいことをしたと悔しがった。


普通の人ならば、そこで、行動をとどめるだろう。だが、家内は、ひと味違う。


そのお料理会で、やりとりのあった企画担当の方に、販売して欲しいとお願いのメールを出したらしい。

そして、その願いは、叶った。


心の中の、リトルkojuroが、少し驚いて、つぶやいた。

エネルギーを集中すれば、道は、開けるものなんだな。

このエネルギー、ちょっとは、こちらのミッションの助けにしてくれると、有難いのだが。


女王陛下(注1)には、リトルkojuroの声は、聞こえない。



さて、この顛末は、どうなるのか。楽しみだ。

私の思い。神戸の思い出。ケンミンの、焼ビーフンと、ヴィッセル神戸とのコラボレーション。家内の、焼ビーフン好き。家内の実家と、義母と、丹波篠山の工場。そして、チャリティー企画。

なんだか、深い、縁だ。


ちなみに、長男は、Jリーグでは、ヴィッセル神戸を応援している。時に、スタジアムに、足を運ぶ。

6月には、私の推しチームである横浜FCとヴィッセル神戸との試合を見に行き、その一方的な試合を逆の立場で、にこやかに観戦したという。

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ケンミンの、焼ビーフンを、並べてみた。

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壮観だ。


今年の夏は、焼ビーフン祭りに、なりそうだ。


家内は、上機嫌である。


家内が、上機嫌ならば、我が家は、明るくて、平和だ。



いろいろ、ある。


だが、すべては、


これで、いいのだ。



(注1)女王陛下とは、家内のことである。私に、ときどき、ミッションを与える、指揮命令系統の最上位者なので、ときに、家内のことを、そう呼ぶ。

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