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せんべろコスパNo.1?/串10本+酒3杯の那覇「天しーさー」
せんべろとは「千円でべろべろに酔える」ような価格帯の酒場の俗称です(Wikipediaより)。なので通常「あの店はセンベロ店だよね」とか「今日はお金がないからせんべろできそうな居酒屋にでも行くか」とかいう風に客側が使います。
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しかし、この「せんべろ」という言葉の使い方について、10年くらい前から少し違和感を覚えるエリアがありました……沖縄 です。
初めて訪れた那覇の居酒屋でいきなり大将に「(お前も)せんべろか?」と聞かれます……???せんべろは、お店の話だし、客が飲み食いした結果、せんべろかどうかこっちが決めるような話だし……なんか違うみたいですね、意味が。
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そうなんです。沖縄、特に那覇の酒場の多くには「せんべろ」というセットメニューが存在。店によってセット内容は変わりますが、酒類2~4杯&おつまみ0~2品という感じでしょうか。「せんべろ」は客側が使う言葉ではなく、店側が使うのが沖縄流なんですね。公設市場周辺にはそういったせんべろ店が多く店頭にせんべろメニューを掲げています。
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2017年年末、私はこの特殊な沖縄せんべろ事情を調査すべく公設市場近くに宿を予約。3日間3食ずっとせんべろ店巡りという厳しい調査に挑みます。それは厳し過ぎる~(だれにも頼まれていませんが)。
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結果、3日間でのべ11軒。11,000円ならキレイですが、追加でごはんものをオーダーした店も何軒かあったので1万7、8千円でしょうか。宿で寝る(昼寝含む)以外の時間はほとんど飲み歩いていました。冬でも寒くはないし、朝から飲めるしヒトをダメにする環境が整っていますね、沖縄は(笑)
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目的はタダ1つ、その1つを全うする旅……う~ん、清々しい!こんな旅、あなたもいかが?
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失礼。話がそれて、かつ前段が長くなりました。以降もたびたび訪れている那覇。それとなくせんべろ店はチェックし、気に入ったお店はリピートしています。そんな中、私の2017年調査時に「せんべろコスパNo.1店」だと認定し、今もその座を維持していると思うのが大衆酒場「天しーさー」さんです。
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1000円で1品+お酒3杯。この辺りは多くの店と一緒ですが、1品の中に「おまかせ串揚げ10本」というメニューがあります。串10本?それだけで1000円取れる内容なのにプラスお酒3杯。おかしくない?2017年の調査時はすべて違う店に行くつもりも、天シーサーさんに感動しココだけ2日連続来てしまいました。
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あの厳しい実地調査から5年以上が経過していますが「天しーさー」さんはほぼ変わらない内容で営業を続けています。那覇で飲み食いする際、ぜひ候補の一店に!
■大衆酒場「天しーさー」
沖縄県那覇市牧志3-5-2
営業時間:平日17:00~23:00/土曜14:00~23:00/日曜14:00~21:00
定休日:火曜
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