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タロット占い

タロットカードと対話する様にその日や週の運勢を話す坂本奏音(canon.sakamoto )さんの様子と、カードそれぞれに意思がある旨の発言から興味を持ち、大きめの書店で見つけた気に入るデザインのタロットカードを手に取ったところ、そのデザインを手がけたアーティストのアリ・ウィスナー(@ari_wisner )さんは「まずは自分の中にどんなイメージが広がるのかを意識してください。ガイドブックを見るのはそれから」というメッセージを残してくれていました。

元々の個人的な占いに対する見解は、体系的形而上学を数の概念に当てはめた古代中国の易経を「全部読むのはしんどいから今日はここにきーめた」というノリで始めたものであって、さらに西洋哲学の五行思想や天文学を後から付け加えより面白おかしく学ぼうとした遊戯、故に政(吉凶の予見)としては間違いで、正しくは全容を把握した上で実践に活かすものなのだと思ってました。
四柱推命や占星術に関しては今までと同じ間違った占いの方法であるという考え(過去や未来が当たるのは未解明の科学、即ち方角や天体の動きから予測して導き出せる事は分かっているが再現できる法則性までは分からない技術)ですが、しかしタロットカードの起源を遡ってみると、そもそも遊戯として使われていたところに古代思想や哲学を後付けしたのであって、また坂本奏音さんやアリ・ウィスナーさんの言動から、タロットの意味する「占い」は「政」ではなく完全に「感性」の次元なのだという解釈に落ち着きました。

画家が観たことの無いハズの景色を描いたり、詩人が体験したことの無いハズの想いを歌ったりなど、芸術に関する作品は経験を介さず表現される事があります。
タロット占いも同様に、体験した事の無い他人の過去や知る由もない他人の未来を芸術的感性で表現したものという事にして、あえて知識は入れないままカード1枚1枚とコミュニケーションを取ろうと思います。

なので僕のタロット占いはアート、芸術作品として見てください。
決して適切な助言などではなく、ましてや過去や未来を言い当てるスーパーパワーでも無いです。

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