ミドルマネジメントは結節点

複雑かつ多様化している中で、覚えること・やるべきことはどんどん増えていく。そして気づいたら、本来やりたいことの時間が失われていく。

お客様への価値向上を試行錯誤する時間があること
そのためにはメンバーひとりひとりが創造的であること


これを実現するためには、組織内に「ウェットな時間」があることが大切だと想っている。だからこそ時間創出のためには徹底的にテクノロジーを活用する。データ活用によってお客様価値が直接的に向上するという点はもちろん。

人は自分のやっていることに意味を見出したいから、介在価値を考えがち。本当に価値のあることであれば良いが、「後付けの価値」になっていないかは常に見直していきたい。これからの仕事の仕方は大きく変わっていく。「今の仕事の価値を維持向上しながらどうしたら自動化できるか?」を問いながら仕事をする必要がある。「自分にしかできない」「人にしかできない」と想ってずっと同じことをやっているといつの間にか取り残されてしまう。これだけ便利な世の中になっているので「介在コストを徹底的に考える」というのはビジネスパーソンとしてとても大事な視点。どうしても「人がやることに意味がある」と考えてしまうが、今の業務を細かく見に行ったときに人が介在しない方が早く、正確に、価値を増やして処理できることもある。これは社内業務だけではなく、お客様に対しての業務も同様。最終的にはお客様に対して、社内のメンバーに対して「温もり」を届けることしか残らない。

このような環境の中であらためて感じたのは、経営において大事なことは
「ミドルマネジメントの時間創出」
リモートワークになり、管理職の残業時間が増えているというニュースもある。今までのやり方をリモートワークでやろうとするから当たり前のこと。移行期・過渡期に瞬間的に負荷がかかることはあるが、それをずっと続けていくには無理がある。

ミドルマネジメントは経営と現場の情報を繋ぐとても大切な役割。
即ち「結節点」である。
結節点が機能すると足し算ではなく、掛け算で組織は成長する。一枚岩になり、ひとりひとりの「らしさ」を活かせる環境をつくっていきたい。

人と人との時間を創出するために、この一年は試行錯誤を続ける。

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