見出し画像

【まちづくり】成人の日を前に

月曜日が祝日「成人の日」のため、今日から3連休。
長崎市は明日8日に「長崎市二十歳のつどい」を出島メッセ長崎にて開催するそうです。

民法における成年年齢は18歳となりましたが、参加者は20歳。
「おとな」としての義務と責任の自覚が深まることが期待され、高校卒業後、一度長崎を離れた者が故郷を顧みる機会となることから、長崎市は対象年齢を「20歳」としたそうです。

ところで先日、気になるニュースが挙がっていました。

長崎市の推計人口は22年7月1日現在で40万人を割り込み、翌8月には宮崎市を下回ったそうです。
長崎市は九州7県の県庁所在地のうち、佐賀市に次いで人口が少ない都市となりました。

「人口序列」であるとか「転落」であるとか言葉の選択は別にして、人口の問題は長崎市にとって喫緊の課題となっています。
人口を考えるキーワードとして出てくるのが少子化若者の流出の2つ。

少子化について言えば、これは長崎市だけの問題ではなく、先日も首相や都知事などの発言が話題となっていましたが全国で共有している課題です。
ごく近くの周りを見渡せば、一人っ子の家庭はそれほど多くありません(あくまで身の回り)。お隣さんも2人子どもがいますし、末っ子の幼稚園のお友達も一人っ子のほうが少ないです(幼稚園と保育園で違いはあるのでしょうか)。
ということは、各家庭がもつ子の数が、0から1になるところにポイントがあるのでしょうが、それは男女や夫婦だけの視点ではなく、生き方や労働観、婚姻関係や家族観とも複雑に絡んでいるので一筋縄ではいかなさそうです。

若者の流出で言えば、私も一度は進学で他県にお世話になっているので、その後どれだけ戻ってくるかということや長崎市や県に魅力を感じて移ってくるかと関わっています(人の取り合いは今後さらに激化するでしょう)。
新幹線による交通の発達は諸刃ですので、必ずしも人口増につながるとは言い切れませんし、ICT機器の発達によって学ぶ場所や働く場所の選択肢が広がりました。
身近なところで考えれば、自分の職場を若者から選ばれる職場にしたいです。さらには、選んでくれた若者を離さないカッコいい働き方を私自身がしたい(憧れられるかは別の話)と最近考えるようになりました。

遠い昔に成人してしまいましたが、「成人の日」は新成人のためだけの日ではありません。
一人の「おとな」として、自分がどうまちを支えるか省み、考える日ととらえるのはいかがでしょうか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?