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【長崎暮らし】子育て世帯が広報記事を批判的に読んでみる【子育て】

昨日、一昨日とnoteの記事を書いた関係で、久々に長崎市や長崎県公式の移住者向けHPを読みました。

私自身は今の生活に大きな不満はありませんが、自分が住んでいる町がよりよくなるに越したことはありません。

非難批判は違う。他者を傷つける非難ではなく、批判的に、つまりきちんと物事を分けて考えていくことは、現状を捉えてより良い方向へ進むために必要だと考えます。

「長崎移住ナビ」にある「長崎市の魅力」の記事を、現役子育て世帯目線で読んでみます。

①在住者に実感され、すぐに思い浮かべられる施策になっていない

「若者に選ばれるまちへ。独自のプロジェクトや移住支援も実施」とあるのですが、現在住んでいる私には、あまり実感が伴いません。

子育てしやすいまちをめざす「こども元気プロジェクト」や若者や子育て世帯向けの住まいへのリニューアルに取り組む「住みよかプロジェクト」とは、いったいどんなプロジェクトなのか知りません。

子育てがしにくいわけではありませんが、前面に押し出すほど何かあるかと言われれば、返答に窮します。4年前に自宅を手に入れましたが、同世代でこのプロジェクトの恩恵を受けた知人は同じようにいません(移住者向けなのか?)

②「選ばれる」まちにするための広報戦略が弱い。

①とも関わりますが、在住者が読んで、「ああ、あれね。」とわからないプロジェクトでは、情報が拡散しません。SNS等で誰でも情報発信できるこのご時世、これはかなり致命的な感じがします。私が知らなすぎるわけではないと思うのですが。

③新しいことを始めようとしている人は場所を選ばない

若者のチャレンジしやすい環境を整え、それを支えようとしている意志は見えます。長崎で事業を始めている若い人同世代の議員など、行動する人を応援するのは楽しいですし、世話好きの先行世代がたくさんいます。課題は、場所を選ばないビジネスや働き方などが出てきたことで、それでもなお、長崎で、というこだわりを持たせられるかという点にあると考えます。

グローバル社会といえど、私たち一人一人はこの地球上の、今、ここにしかいないローカルな存在以外の何者でもありません。


子育て支援センターの開設、幼稚園や保育所の延長保育や一時預かり、独自の学力調査の実施、1人1台の学習者用コンピュータを配当などは他の地域と大差はないと思います。普通です。

ここまでHPの文章をもとににざっくりと所感を述べましたが、「選ばれる」まちになるように、一市民として今後も自分にできる情報の発信をしたり、機会があれば行政の方にも伝えていきたいと思います。また、もし自分が住むまち長崎に興味をもっている人がいて、些細なひと押しを待っているのであれば、本当にささいな生活者の情報ですが、読んでいただけると幸いです。


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