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中国語を話せる看護師・助産師になり、自分のケアに新しい価値をプラス!

中国語を含め、外国語の上達が早い人の特徴は何だろう?
「子供の頃から習ったり、外国に住んだりしないと、
 外国語は上達しないよね。」
こんなことをよく耳にする。

自分が中国語を話すようになるまでは、私もそう思っていた。
でも、これは自分の単なる思い込みだった。
私は30過ぎで中国語を始め、留学経験もない。
しかし、話したいという気持ちが強ければ、
または、話す必要性にせまられたならば、
誰でも話せるようになるのだ!

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(1)プロも基本の中国語を使っている!

中国語を始めて少しして、私は大阪のある貿易会社で働き始めた。
そこには、英語や中国語を話す営業マンたちがいた。

彼らはみな、実にシンプルな英語や中国語を使っている。
それで着々とビジネスの話を進めていく。
このとき小難しい表現はほとんど出てこない。

そして、彼らは相手の話を非常によく聞いていた。
「あなたの言っている意味はこういうことか?」と
聞き取った内容をそのままオウム返しに繰り返したり、
さらに違う表現で言い換えたりする。

お互いの「意思が通じた!」という瞬間まで、
何度も何度も念入りに確認を繰り返す。

シンプルな表現というのは、誤解が生じにくい。
基本を自由自在に引き出せるというのがプロなのだ。

(2)わかりやすい話し方は万国共通!

さらにもう一つ、気づいたことがあった。
この営業のおじさま達はまた、日本語での会話でも
コミュニケーションスキルが優れていた!

相手にしっかりと伝わる話し方を心得ていて、
また外国人に接する時と一つも変わらず、
相手の反応をよく見ている。

ここでちょっと考えてみてほしい。
日本人同士で言葉の壁はないはずなのに、
曖昧な伝達方法のせいで、
コミュニケーションエラーを起こした経験はないだろうか。

私たちは他人とコミュニケーションするときに、
果たしてどのくらいの割合で、
伝えることに注目しているだろう。

(3)看護師・助産師のコミュニケーション能力

その後、私は看護の世界に飛び込み、
そこで先輩たちのコミュニケーションのレベルの高さに驚いた。

そう、看護師の仕事はいろいろあれど、
主なミッションは患者について知ること!
黙っていては何も始まらない、喋ってなんぼ。

新人の頃、出来ない自分に何度も泣いた。
しばらく働いてから、自分の勘違いに気づいた。

私に必要なのは、相手も自分もわかる言葉で話すこと、
相手の反応をよく観察することだったのだ。

患者さんの前では医療の専門用語は封印し、
誰もが聞いてわかる、やさしい表現に変える!
練習を重ねて、なんとか人並みに出来るようになり、
ふと思った。

この「やさしい日本語」を話す練習は
実は中国語を話すときにも、とても役立つ。
看護師・助産師のコミュニケーションスキルを使えば、
中国語だって難しくない。

(4)看護師・助産師ほど中国語に向いている!

看護師・助産師は
中国語を使いたいという動機が強く、使う目的がとても明確。
したがって、中国語の上達も早い!

話題がコロコロ変わる日常会話と違って、
病院内で使う中国語はある程度、内容が決まっている。
さらに「どのような場面で使うか」という状況設定も
看護師・助産師にとっては
日常的で身近な内容で、わかりやすい。

「中国語を使っている状況がイメージしやすい」
こういった背景知識が身についているというのは、
語学習得において、最大の味方になる。

さらに、グローバル化が加速する今、
どこの病院にも必ず中国人患者はやって来るので、
身につけた中国語を使う機会は必ずある。

(5)おわりに

中国語学習において、看護師・助産師は動機や目的が明確。
そのため、上達が早い!
病院はかなり特殊な環境であるが、
中国語を活かすという点では良い場所である。
「中国語を身につけて、自分の看護ケアに新しい価値をプラスしていく。」
この言葉にワクワクしたら、すぐ始めよう!

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