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【中検4級】第103回解説②〜鉄は熱いうちに打て!〜復習して100点満点に仕上げよう♡

ヒーローをモデリングする子どもたち

地元の有名人・エンゼルスの大谷翔平選手が、またまたホームランを打ちました。うちの子どもたちもすっかり野球ファンです。早朝の大リーグ中継も、「大谷選手打つよー!」と声を掛けると、ゴソゴソと起き出して見ています。

しばらく夢中になって、大谷選手を始め、大リーグの各選手たちのダイナミックなプレーを見ていたかと思うと、彼らは急に立ち上がって、バッティングフォームを真似したり、壁に向かってボールを投げ始めたり…。

たった今見たものを、忠実に再現しようとします。(お願いだから、壁に穴を開けないで〜。)まさに「鉄は熱いうちに打て」なんでしょう。忘れないうちに身体に覚えさせ、学校から帰ってきて練習するときのイメージを作っているみたいです。そのおかげか、着実に投げ方や打ち方がサマになってきているかも…。

「憧れのヒーローを見つける」は、本当に効果があるなぁと実感しています。

【岩手日報ホームページより】大谷選手、高校時代の写真が初々しいですね♡

それでは早速、問題を解いていきましょう♪

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      【日本中国語検定ホームページより、一部抜粋】

まずは選択肢を見ずに、問題(6)〜(10)の単語を発音してみましょう。
自分がどんな発音をしているか、ピンイン&四声をメモしてみます。
視覚化することは、とても大切です。自分のミスの傾向をつかむことができます。

もし「正しくピンインが書けていなかったら?」、現時点で正しい読み方が出来ていません。それはそのピンインの読み方をまだ知らないからです。テキストや辞書に戻って、読み方をきっちり確認しましょう。

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それでは問題の解説をしていきましょう。
(6)面包 / パン → miànbāo 

  ①”面 miàn”は日本語の音読み「めん」にまどわされないこと。
  ②中華料理店で、“包 bāo”に「パオ」とフリガナされていることがあります。
    “包子(中華まんじゅう、パオズ)”は、無気音の“bāozi”なので注意!
   中途半端に日本語化されている単語には気をつけましょうね。

(7)银行 / 銀行 → yínháng

  ①“行”は、二つの読み方“xíng”と“háng”がある多音字です。
   職業や行(ぎょう)・列(れつ)を表すときは“háng”と読みます。
  ②“yín”と“yíng”は、二つを交互に何回か聞いてみてください。
   自分が発音しやすいのはどちらでしょうか?
   まず、発音しやすい方を「確実に覚える」のがコツです!

(8)晚饭 / 夕飯 → wǎnfàn

  ①”晚wǎn”は日本語の音読み「ばん」にまどわされないこと。
  ②”饭 fàn”は日本語の音読み「はん」にまどわされないこと。

(9)冬天 / 冬 → dōngtiān

  ①『冬冬の夏休み』という台湾の映画がありました。作品のポスターに
   ”冬冬dōngdōng”に「トントン」のフリガナが付いています
   こういうところが意外と混乱しやすいので、要注意です!
  ②有気音“t“は勢いよく息を吐き、続いて“iān”を発音します。

(10)下午 / 午後 → xiàwǔ

  ①“下xià”は「頻出単語」です。今日覚えてしまいますよ!
  ②『そり舌音』ではないのに、無意識に『そり舌』になってしまう…。
   結構よくあります。最初のうちは、「意識的に発音」がカギです!

お茶

「中国語と日本語がごちゃごちゃになる」問題

“安心”や“注意”など、発音も含め、似ている単語が多い中国語と日本語です。日本と中国は同じ漢字圏の国ということもあって、欧米の人たちが学ぶのに比べると、お互いの言語を学習しやすいと言われています。ですが、似ている故に、混乱することも多い気がします。

その混乱の一つが、発音です。日本語の漢字の「音読み」は特に、要注意ポイントです。「音読み」は、中国語の読み方が漢字と共に日本へ伝わったものです。その時代や地域などにより、中国語の読み方も変わっていったという歴史があります。

昔は、日本と中国の往来も限られていたので、文化の伝播も不完全です。中国語の発音と「音読み」が一致したり、一致しなかったり…。ややこしいですね。これは仕方のないことかもしれませんが、「なんとなく似ている」が逆に学習者を混乱させる原因になっています。

学習していて日本語と似ている単語が出てきたら、「やった、ラッキー!」と思うのでなく、「一体どこが違うんだろう?」を毎回必ずチェックしておきましょう。全く違うことより、ちょっと違うことの方が覚えにくく、うろ覚えのままになりやすいからです。

チェックシート

それともう一つが、中国語にある言葉をそのままの音で日本に輸入した時に起こる混乱です。前に出てきた“包子 bāozi”や“冬冬 dōngdōng”のような単語がありますね。これらはカタカナ表記で「パオズ」や「トントン」になって世間に出回っているので、混乱しがちです。

私の場合、中国語圏の芸能人をネタにおしゃべりをする時に、よくこのパターンで泣きました。日本の雑誌には、中国の芸能人の漢字名と一緒に、必ずカタカナ名が載っていました。初級の頃、カタカナ名しか覚えていなくて、ピンインはうろ覚えのまま、結局相手にわかってもらえないことがありました。

日本語のカタカナは便利ですが、中国語を学ぶときはカタカナとはきっぱりお別れしたほうが良いなと思います。カタカナ表記で書くときは、日本語耳を使っているからです。中国語を聞いて、その音を表現する場合は、必ずピンインを使うようにしましょう。

耳で聞いて、さっとピンインで書けるようになる頃には、もう立派な「中国語耳」が出来上がっているはずですよ。

ヒアリング

前回と今回で発音問題が終わりました♪

中国語のテキストには、必ずピンイン表が付いています。「中国語を始めたときにチラリと見たよ」という人は、それを切り取ったり、もしくはコピーしたりして、自分のよく目につくところに貼り付けてみてください。

ピンイン表にはいろいろなヒントがつまっています!最初は気づかなくても、タテとヨコのラインで関連性があったり、それぞれの音の違いを視覚化できたり、何回チェックしても新しい気付きがあります。「最初だけしか見てない」だと、非常にもったいないです。

苦手なピンインには、マーカーで色を塗ってみてもいいですね。自分の好きな色で塗ってみてください。毎日眺めていたら、だんだんと好きになってくるかもしれません。自分のピンイン表なので、何を書き込んでも自由です。私もアレコレ書き込んで、暗号表のようになってます(汗)

発音が上手くなって何が良いかと言うと、コミュニケーションに自信が持てることです。実は、中国人同士でも、話していてすぐには意思疎通ができなくて、お互いに何回も聞き返していたりします。私たち日本人同士でも、一度で相手の言いたいことを正しく理解するのは難しいですよね。

相手が理解できなかった理由が「自分の発音のせいではない」なら、「別の単語や表現を使ってみよう」という気持ちになります。何であれば、単語一つ、二つでも会話は十分に成立します。正しい発音が出来れば、相手に伝わる可能性は格段に上がるのです。

『発音を制する者は中国語を制する♡』楽しい中国語コミュニケーションのため、まずはピンイン表の準備から始めましょう!

船、方向性

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