見出し画像

アイアコッカ ”わが闘魂の経営”

その1

Amazonを見ると、”中古 1円 可" の価格ですが、かつてアメリカの自動車業界№2と3の会社を経営し、エベレストとマリアナ海溝を行き来するような浮き沈みを生き、それを全世界も知った人物の本です。読んで心が動いた箇所を「」に引用して綴ります。

フォードモーター時代

人見知り                              入社は1946年。意外や入社当初は人見知りで、販売には「天賦の才はなかった」「最初の1,2年のあいだ、私はどうにもぎこちなかった」そうです。しかし「第二の天性になるまで、繰り返し繰り返し努力しなければならない」と、努力を重ねます。                        指導者                               「わが師と呼びたいと思う」良き指導者チャーリー・ビーチャムと出会います。教わったのは「学校では教えてくれないこと」ばかり。今の時代、なかなか聞けない、イキでちょっと危険なセリフの数々をつい引用したくなりました。

チャーリー・ビーチャム                        人間については「~人間は常識と思考力がなくちゃならんのだ。」「馬のほうが人より強いし、犬のほうが言うことをよく聞く。だから馬の糞とバニラ・アイスクリームの見分けのつかんヤツは、絶対に成功しないのさ」

部下が失敗しても、本人が責任を取る限り許したそうで。「忘れるな、誰でも失敗をする。ただし、自分の失敗を認めない男が多い」「失敗しても弁解するな。鏡を見ろ。そこに責任者が映っておるわ」自分の失敗を直視する男には敬意を払い、言い訳して過去の失敗に拘り次の戦いを戦おうとしない男は軽蔑したそうです。

後、フォードの社長に就任した際、彼について「私の心の一隅には、彼の像が刻まれている」と述べて称えたそうです。

頭角                                入社して10年。人見知りで販売の天賦の才はなかった彼が、「本社の製造部門に行かなかったのは、明らかに正解だった。販売こそ最高の戦場であり、その真っただ中にいる気持ちは最高であった」というほどに。そして本社に知られるほどになっていきます。

この続きは次回につなげていこうと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?