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沼尾奎介
2024年4月5日 12:10
修行する 素寒貧ふゆ 春は来る夢にまで 現れるなよ 現実よふと見遣る へその緒のあと 繋がりだがんばった 証に消える えんぴつよノート上 NOと無声の 叫び声思い出す 幸せが在る あたたかさ風に乗り とおくいったよ あの日の芽散る花を 木は忘れずに 語り継ぐ巣立つ春 さくらよ祝え 朱夏へとまた今年 いのちをつなぐ 咲き誇れひたすらに 生きようとする 花と人
2023年11月8日 18:54
(言葉の倉庫。不定期に追加する。)1.真夏に火照った頬をさするような消え入りそうな種火を煽るような眼前を睨む挑戦者の背に触れるような淀んだ部屋の空気を押し出すような言葉は風吹き抜けて さらって 去ってゆく息は風声帯を震わせて言葉を乗せるさぁ 吹いて行けーー2.垂れる小枝の葉が風に吹かれ揺れている風は目に見えないが通ったのがわかる目に見えなくて知覚できなくても