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風が吹けば桶屋が儲かる

はじめに

全国旅行支援であったり、2年ほど前のGo to トラベルは使われたりしましたか?僕は2年前にGo to トラベルを使い旅行をしました。そこそこの宿がかなり安く泊まれました。旅行好きにはありがたい話です。ただ、これらの政策に批判は付きもので、旅行業界だけを優遇しやがってであったり、生活困窮世帯は旅行にすら行けないのに特権階級を優遇する気かであったりと非常に感情的な批判が多いです。実はこれらの政策は景気回復を狙ううえで非常に効率的だと言えます。今回は旅行支援政策がなぜ効率的なのか書いていきます。

1つの業界を優遇なわけがない

「風が吹けば桶屋が儲かる」という言葉をご存知でしょうか?関係のないところで起こったことが回りまわってくるという意味です。ちなみに風が吹けば桶屋が儲かるの間がありまして、強い風によって砂ぼこりがたつと、砂ぼこりが目に入ったために盲人がふえ、その人たちが三味線で生計を立てようとするため、三味線が多く必要になり、三味線の胴に張る猫の皮の需要も増え、そのために猫がへり、その結果、増えた鼠が桶をかじるので桶屋が儲かるという流れになっています。旅行支援の狙いは風が吹けば桶屋が儲かるの考え方です。これは広い視野で見なければならないものなのです。
旅行支援をするよりも現金給付をしろという意見を聞きます。現金給付は家計を助けるという点では意味のある政策ですが、景気を回復させるという意味では意味のあるものとは言えません。現金給付をすれば、貯蓄に回るリスクがあり、景気を回復させるはずが不発に終わってしまいます。景気を回復させるにはどうようにお金を使ってもらうかがポイントになります。旅行支援は貯蓄に回らずお金を使ってもらえる政策です。
旅行代金が本来の額から30%ほど引かれ、さらに宿泊日限定で使えるクーポンも付いてきます。これらは税金で使われており、無駄遣いとの指摘がありますが、無駄遣いではありません。むしろ呼び水と言えます。宿泊費が割り引かれ、クーポンが付いていて、得をしているのは旅行者のように思われます。旅行をした人や人で賑わっている宿だけが儲かると思われるでしょう。それで終わるはずがありません。
宿泊者が増えるということはその宿に商品を納めている業者も売り上げがあります。シーツやタオルを卸している業者やクリーニングをしている業者、そして、食品を納めている業者など宿に必要なものを納めている業者も宿泊者が増えることにより、その利益を享受できます。宿に関連する業者だけでなく、宿のある自治体で使えるクーポンを使うことで宿と関係のない店も儲かることになります。そして、その店と取引のある業者も儲かります。たった一人や一組では大きな効果は見込めませんが、塵も積もれば山となるで一人一人がそれをすれば、大きな経済効果を生み出します。旅行業だけを優遇しているような政策に見えますが、旅行業界自体が裾野の広い業界で、なおかつ客単価も大きいので、旅行支援をしているのです。これらの政策を批判している人たちは世の中のお金の流れがわからない人か単に批判したい人です。お金を回すことが経済にとって重要です。
旅行を自由にすることで楽しみがまた元通りになります。いつもと違うところへ行って羽根を伸ばして、思い切り楽しみたいですよね。旅行を楽しむときにキャンペーンをやっているとお得ですよね。そういった気持ちが景気回復の一歩となるのです。その気持ちを何万人、何百万人が持っていると日本の景気は大きく上向くでしょう。一人一人の力が集まると日本全体を動かすほどの力になります。活用できる方はぜひ活用してみてください。

最後に

全国旅行支援は3回接種か陰性証明が必要となっていますが、個人的にはもういらないのではないかと思います。ここまでくれば、コロナを5類へ引き下げる必要があると思います。行動制限をなくすと言っているわりにコロナはそのままというのはおかしな話です。行動制限の緩和とコロナの5類引き下げは同時にすべきだと思います。コロナで失われた2年間を取り戻そうと、人の往来が激しくなりました。ここでまた第8波がくれば騒ぐでしょうが、昔ほど、社会が混乱することはないと思います。ここまでくれば他の風邪と大差はないでしょうし、5類に引き下げてもいいと思います。引き下げを頑なに拒否している人たちは人命が大事と言っていますが、コロナ補助金でうわうわな人たちが自分たちの利益を優先していることが多く、人命ではなく、自分の社会的地位を気にしている人が目立ちます。旅行支援もスタートして、行動制限をなくしていき、コロナ前の日常に戻ってほしいと願うばかりです。旅行支援をスタートできたのであれば、5類への引き下げもできるはずです。ここで5類への引き下げをするとメディアは叩きますが、後にその判断は間違ってなかったと評価されることになるでしょう。景気を回していき、誰もが楽しく暮らせるようにしたいですね。

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