離婚後、メンタル安定のためにやったこと
2年弱前、わたしは一度目の結婚に終止符を打ち、30代で初めてのひとり暮らしをスタートさせました。
最初の2ヶ月ほどは、地元を離れた(と言っても電車で20分の距離笑)興奮と、生活の自由を手に入れた喜びを感じ、生活に慣れることに必死でした。
しかし3ヶ月を超えた辺りから、ひとり暮らし×引き続くフルリモートワークが急激に寂しくなります。
少し落ち着いて、離婚の悲しさや喪失が時差でやってきたのかもしれません。
最初は「何か新しいことを始めてこの苦しさを埋めよう」と思い、資産形成の勉強やweb関連のスキルアップのためのスクールを検索し、体験レッスンにとにかく申し込みまくっていました。
でもしっくりくるもの、情熱を注げそうなことを見つけられない。
なかなか見つけられず、自分が変われないことにだんだん焦ってきて、苦しくなってきました。
そこで始めたのが、ネイルサロンに通うこととコーチングでした。
これまで必死に探していたのは、何か獲得できて役に立ちそうなことばかり。
それも良いのですが、当時のわたしに必要だったのは、自分のためにお金と時間を使うことでした。
ネイルサロンとコーチング、一見全く違うことのようですが、定期的に同じ人に会うことや自分でテーマ(ネイルであれば色や装飾、コーチングであれば話すテーマ)を決めることによって、焦りが減り心が安定していきました。
思えばわたしはこれまで、自分のためにお金や時間を使うことがあまりありませんでした。
一度目の結婚時も、飲みに行ったりひとり旅をしたりジムに通ったりしていたので、だいぶ「自分の時間」を自由に謳歌していたようにも思えるのですが、全て「誰かと親密度を上げるため」「他人と話すネタを作るため」「夫婦関係についてじっくり考える時間を取るため」など、他人のための次のアクションに繋がる目標を設定してしまっていたのです。
それも悪いことではないとは思うのですが、純粋に「行きたい」「やりたい」「話したい」と思って行動をしていなかったように思います。
そんな中始めたネイルサロン通いとコーチングにより、自分が純粋に「こうしたい」「良い」と思う気持ちを大切にできるようになりました。
つまり、相手の期待に自分の反応を合わせなくなりました。
自分が良いと思った色を塗ってもらったり自分が考えたい話をする時間を定期的に取る。
その時間にお金を払うことによって、初めて自分の純粋な感覚を大事にできるようになったのです。
それまで何を決めるにも、ランキングや口コミを調べたりして、多くの人にとって良いと言われていること・ものだけを選んできました。
特にコーチングでは、約1年間、さまざまなテーマで話し、考え方を変えるきっかけをもらいました。
その結果、コーチングを休止している今も、寂しさがなくなり感情の揺れ幅をだいぶ減らすことができています。
また次回以降、コーチングを通じてどんなことを考え、メンタル安定に至ったのかを書いていこうと思います。
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