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アラサー、女友だち問題

少し前に、久しぶりに親友とランチをしました。
何時間もお互いの近況や仕事、趣味についてたくさん話をし、とても楽しい時間を過ごしました。

彼女とは中学時代からの仲で、友達になってからもう20年(!)近く経ちます。
時々連絡はするけれど常にベッタリというわけではなく、お互い気が向いた時に返信したり会ったりできる良い関係です。

この20年で、わたしたちは違う大学に進学し、お互い全然違うタイプの男性と付き合ったり別れたりし、彼女は転勤し、病気を患った時期もありました。
違う時期に結婚して、わたしは一度離婚をして、同じグループの友人たちが次々と子供を産むなか二人とも仕事に邁進して、そして私は再婚・妊娠して…
中学生の頃には想像できなかった変化がたくさんありました。

でも、どんなにライフステージが変わっても、彼女は彼女のままだし、彼女は私を私のまま受け入れてくれています。
そんな関係になれる人はきっと、この先の人生でなかなか出会うことはないでしょう。

アラサー女性は、友だちが減る?

いわゆるアラサーの女性は、友だちとの関係性について悩みが多くなります。
どうしても結婚・妊娠子育て・仕事のステージなどなどによって、考えが合わず傷ついたり・傷つけたり、疎遠になってしまう友だちが増えてしまうもの。

わたしもそれを悲しく思い、悩んだ時期がありました。
妊活していた時や離婚直後は子持ちの友達と関わることができず、出産報告のグループLINEを見ながら泣いたこともあれば、半泣きになりながら結婚式に出席したことも、不自然に集まりを欠席することもありました。

そしてきっと彼女たちも仕事に注力する私と関わりたくなかった時期があった(今もそうかも)と思います。

そんな時に相談できる人を見つけるのはなかなか難しい。
一部の苦しみは冒頭に書いた親友に相談させてもらっていたけれど、誰にも話せずただひとりで泣くという場面が、数年間続きました。

今、疎遠になってしまった友だちにも、ライフステージの変化が落ち着く40〜50代になればまた再会できるのかもしれないけれど、今感じている辛さを共有したり相談できる人がいない孤独感はとても苦しいものです。

アラサー女性の悩みは誰に相談すればいいのか?

ではわたしたちの悩みは一体誰に相談すれば良いのか。

わたしの場合は、親やきょうだいにもあまり相談できず(仲は良いのですが我が家は相談のハードルが結構高いんですよね。)、自分で抱えるしかありませんでした。
そのため、悩みを放置し、趣味や仕事に時間を当てて目を背けるしかありませんでした。
その結果、悩みを肥大化させ、苦しみを大きくしてしまったのです。

誰にも相談できない悩みをやっと話せた場所は、カウンセリングでした。
特に離婚前のカウンセリングでは、初めて他人に吐き出せた嬉しさ、話を聞いてもらえる安心感で涙が止まらなくなることもありました。

その後も言い表せない将来の不安や、一人暮らしの漠然とした孤独感、何をしても達成感を覚えられない仕事のモヤモヤをコーチングを活用して解消していました。

第三者であるカウンセラーやコーチの方々にお金を払って話を聞いてもらうことは、わたしにとってはとても気が楽でした。
話を聞いてくれる友だちがいたとしても、「相手の時間を奪ってしまって申し訳ない」と思ってしまえば上手く話しきれません。家族でも同様です。
また第三者だからこそ、悩みの種になっている登場人物たちにも無関係なので、客観的な視点をもらいやすいでしょう。

だから、ひとりで悩みを抱え込んでしまう、真面目で我慢強い人にこそカウンセリングに頼ってみてほしいと思います。
カウンセリングはまだまだ悩みの解決方法として一般的ではないだろうし、明確な悩みがない状態で話してもカウンセラーを困らせるのでは?と感じるかもしれませんが、苦しさ解消の選択肢に入れてみて欲しい。

様々な分かれ道の最中にいる、頑張っているアラサーにこそぜひ、買い物やお酒を飲むこと、ワークアウト…などと同じく、カウンセリングを並べてみて欲しいのです。

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