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こんな時だから、ゆっくり待てるようになりたい

多くの人が様々なことを耐え忍ぶ状況が続いていると思います。
どんな努力をしたって、どうあがいたって解決できない問題が、世の中にあふれていることを改めて感じます。

コロナの影響もそうだし、アラサーの数年間は、結婚や子供、仕事など人生の大きな岐路に立たされることが多く、努力だけで解決できない問題に直面します。

実際わたしはこの1年の間、ずーっと「子ども」という答えのない問題に直面しており、あまりに辛くて怖くてそっぽを向いて逃げ続けています。

勉強や仕事では、効率よく的確に問題を解決する力が求められます。しかし今、これに対して、急ぐことなく不確実さや懐疑の中にいることができる能力、問題解決をしない力が求められていることに気づいています。

そうは言っても、悩みを抱え続けるのはかなり苦しい。
わたしはせっかちなので、次の展開がわからないまま待つことが耐えられないし、自分が何をどうしたいのか、今後どうなるのかを分かろうとしすぎてしまって、必要以上に自分を追い込んでしまう。

そんな、よく分からない状況中に漂い続けるコツは、トリートメントすること。今以上に傷まないようにケアをすること。

問題に正面から向き合うのではなく、他のことに意識を向けてある意味逃げるのも手なのかもしれないし、他のことに時間を費やしてタイミングを待つのも間違いではないのかもしれない。

逃げることや待つこと、具体的な解決行動をしないことを悪だと思いがちだけど、実はそれこそ大人に求められる力だし、これからの時代求められる力なのかもしれません。
きっと人生は、そう簡単に解決できる問題ばかりではないんです。



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