身近にもいるサイコパスってどんな人?

サイコパスとは、道徳によって判断することはなく、合理的なことこそ正しいと考える人のこと。

映画やドラマ、小説や漫画などでよく聞く言葉なので、なんとなく卑劣な犯罪者というイメージがありますが、身近な場所や社会的地位が高い人(政治家や弁護士、医師など)にも存在するといいます。

前職の上司の話をした時、「その人はサイコパスだったのかもね」と言われたことがあります。たしかにとても厳しい方で、今思うと部下への厳しさを超えていた言動もあったかもしれません。

元上司は、どうしてサイコパス的になってしまったのだろう?と思いまた脳科学の本を読んでみました。

サイコパスは遺伝的要因が強いのか、それとも環境要因なのか。
脳遺伝要因が強い可能性もあるようですが、社会的要因、つまり後天的にサイコパスになる可能性もあります。

ただしこの研究は難しく、今サイコパスの脳の状態を見たとしても、遺伝的にもともとある特徴なのか、社会的になった特徴なのか判断することができません。
また倫理的にも実験がしにくい分野なので、どちらの要因が大きいかは現時点では分からないようです。

私は人と人のコミュニケーションやその共同体や仲間意識...のようなものに興味が強いので、どうしても社会的要因が大きいように感じてしまうのですが、病気や体質と同様に、遺伝と社会要因が組み合わさって現れる特徴なのかもしれません。

遺伝的要因も無視できないからこそ、社会制度や法整備、遺伝に関するリテラシー向上をし、その特徴を持つ人と上手く共存できる仕組みを社会で作っていく必要があるのかもしれません。


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