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公聴こそが広報

作業服店のワークマンが、昨年ごろから頻繁にメディアに取り上げられています。
ビジネス誌、マーケ誌からTVの情報番組、バラエティまで、かなり大きくそして効果的に伝えられているように見えます。

私にとってワークマンは、正直縁遠い存在で、TV CMでその名前を聞いたことがあっても、どんなお店なのか知らず曖昧な認知しかありませんでした。

そんな認知が浅い私にも情報が届いているのです。
しかも「女性向けにもファッショナブルで機能性が高く、リーズナブルな商品を取り揃えている」というメッセージをしっかり刺してくる。

ワークマンがブレイクした理由は、切り口の多面性。
職人さん向けの作業服という主軸をぶらさず、その機能性がアウトドアに向いていること、リーズナブルであること、フランチャイズ店舗経営の戦略、ブランディング戦略....など様々な切り口でメディアに情報を投げているのだと思います。

物事を客観的に見ないと、切り口を見つけ出すことはなかなか難しい。
広報は、世の中を公聴をしてこそ広く報じることができると言われるけれど、ワークマンは最たるものだと感じます。

ワークマンの事例は、PRする側のこう見せたい!と、こう思われている!がしっかり一致した成果だなとつくづく思います。
どんな商材でも会社でも、刺したい相手を知らなければお客さんに響かせることはできない。
これはきっと、非客観的にも思えるエンタメの世界でも同じなのだろうな、と思いました。


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