水崎

一次創作で小説やら詩を書いている人。 小説はpixivに載せています。(マイピクのみ。…

水崎

一次創作で小説やら詩を書いている人。 小説はpixivに載せています。(マイピクのみ。) ここではエッセイ、日記、思ったこと、詩を中心に書きます。 たまーに短編小説のようなものも書くかも。 精神疾患持ち。

最近の記事

私に死ぬ勇気があったら。

私に死ぬ勇気があったら、と、よく思う。 何が楽しくて、何が嬉しくて生きているんだろうな。よく分からない。 人に迷惑をかけるだとか、家族を悲しませるだとか、痛いのは嫌だとか、そんな邪な気持ち取り払って、すべて捨てて、楽になりたい。 そうなりたいのに、死に切れない自分は所詮死に損ない。 人を信じられないのが、そんなに罪深いことなのか。 人を疑うことが、そんなに罪深いことなのか。 素直に信じていた私を裏切った人が一番罪深くて、私はただの被害者のはずなのに、私が責められなければいけ

    • 誰か、私を助けてください。

      体が動きません。 体が動かないんです。 私は他の人と違うようです。 発達障害だと診断され、ADHDだとかASDだとか診断されて、それに気付いたのは随分後だったけれど、それでも周りと同じように順応してきたつもりだし、学校だって社会だって、他の人と同じようにやってきた。暮らしてきた。 家族と上手くいかなくて、実家を出た。色々あったけれど、一人で暮らした。何でも一人でやってきた。 学校だって卒業して、就活して、就職して、仕事だって今までずっと真面目にやってきた。それって当たり前

      • こだわりを捨てるということ。

        「水崎さんはこだわりすぎ」 「こだわり強くて損してるよ」 よく言われます。 でも、拘りたくて拘ってるんじゃなくて、拘りを捨てたくなくて捨てないんじゃなくて、拘りを捨てられないっていう。そういう特性なんだよ。 捨てられるならとっくに捨ててる。 意地悪で言ってるんじゃないって分かってるけど、こだわり捨てろって言うなら、捨て方もちゃんと教えてよ。 昔、ポイフルを食べる時、中身を全てお皿の上に出して、一つ一つ数を数えながら、同じ数になるように箱に戻していた。そして、この順番で食べ

        • 良い上司の話。

          「良い」って何を以て「良い」と言うのかは分からない。 でも、私が「良い」と思った上司の話をする。 「水崎さんは、求めることが多すぎる」 「指示されたことには従わなきゃいけない」 「理解できないから、納得できないから指示を受けないっていうのはだめだ」 大体、そんなような話を個人ミーティングでされた。 それに対して、私はというと、めちゃめちゃ猛反論した。 相手は取締役なのに。 信頼し切っていたんだと思う。 私としては反論はしたが、考えを否定したつもりはないし、飽くまで「私は

        私に死ぬ勇気があったら。

          障害と特性と努力について

          100点じゃなきゃ、0点と一緒だと思った。 これは私のこだわり。 白黒思考と完璧主義と障害のせいでできないことに、私は長年苦しめられてきたと思う。 小学校、中学校はできなかったし、教えてくれる人が居なかったから、諦めてた。0点を目指すわけじゃないけど、100点は無理だからって自分のできる範囲でしかやらなかった。 高校生になって、新しいスタートを切って、自分の可能性が広がった気がした。100点を目指せるような気がして、がむしゃらだった。 でも、相変わらずできないことは多かっ

          障害と特性と努力について

          死ぬことをイメージする。

          先生が、先生だけが、最後の救いだった。 病院に行って、診察室に入って、ぼろぼろ泣きながら話した。 先生は薬の話しかしなかった。 昨日は職場で、泣きながらタイピングをした。左手でハンカチを持って、流れてくる涙を受け止めて、赤くなった鼻を隠して。 電車で、何もしていなくても自然と涙が溢れた。ハンカチで拭った。向かいの人の視線が、隣の人の視線が、痛かった。 目の前に座っていた人が、立つ際私にぶつかってきた。わざとだった。むしゃくしゃして左手で持っていた長傘を故意にぶつけた。悪い

          死ぬことをイメージする。

          普通とは。

          ずっと「普通」って言葉が嫌いだった。「普通」って何だよ。「一般的」って何だよ。何が普通で、何が普通じゃないとか一般的じゃないとかって、誰が決めるんだよって思っていた。 それはきっと自分が普通じゃないからだって思った。他人に「おかしい」とか「普通はこうするでしょ」とか言われる度に辟易して、疲弊して、でもいつの間にか自分は「普通じゃない」って言葉が馴染んでいった。 私の上司は言葉がきつい。言ってることは正しいことが多い(飽くまで業務に関することだけ)。上司を端的に説明すると「シ

          普通とは。

          遺書

          いつでも死ねる、と思いながら綴る。 私は周りと同じようにできなかった。当たり前にできることができなくて、当たり前に分かることが分からなかった。考えが足りないと言われれば、病気のせいにするなと言われれば、そこでお終いなんだけど。 普通じゃなくてごめんね。 ちゃんとできなくてごめんね。 自分が思ったことを、素直に伝えられなくて、反発して、癇癪を起こして、ごめんね。 やっぱり一人で居るべきだった。 親からもらった大事な体って言うけど、私にとっては大事じゃなかった。 大事にされ

          ただ、話を聞いてほしかっただけなのに。

          頭に残っているのは、テレビを観ている母親に学校であったこと、話したいことを話したら「うるさい!」と怒鳴られた記憶だ。 それから、私の話は面白くないんだ。つまらないんだ。誰も私の話になんか興味ないって思うようになった。 初対面の人ってすごく楽。お互いを知りたい時期だから、お互いの話を聞きたがるし、興味がある。 なんか、自分の過去の記憶とか思い出がトラウマみたいに過って、どうしても自分の話を上手くできない。苦しい。 自分に自信がないから、距離が近ければ近いほど、自分の話題にでき

          ただ、話を聞いてほしかっただけなのに。

          転職失敗した後に転職成功した話。

          5年勤めていたスーパーを辞めたのは、早ければ半年に一度ある人事異動と、それに伴う上司ガチャと、成長が目や形や成績として表れないことにうんざりしたことが理由だった。 元々の病気から適応障害を併発しやすかった私は、その会社で2度目の休職期間を終えて、実家には戻らないけど愛知に帰ろうと、9年住んだ関西を離れようと思った。 フリーター期間を作りたくなかったから、復職してから転職活動をコツコツと続けた。 人と関わることが好きで、勤めていた会社でやりたいことがあって、でもそれもよく分か

          転職失敗した後に転職成功した話。

          冗談が通じないことに気付いて救われた話。

          こないだ、些細なことで恋人と喧嘩をした。 相手が冗談で言ったことが伝わらなくて、私が真に受けて、拗ねたことがきっかけだった。 発達障害の特徴で「言われたことを全て真に受けてしまい冗談が通じない」ということがある。 正にそれで、中学くらいまでは全てを真に受けて、弄られたり、からかわれてきた。 めちゃめちゃ喧嘩して、仲直りして、その後「同じことを繰り返さない為に自分でできることって何だろう」と真剣に、一人で考えてみた。 その時、やっと「冗談が冗談って分からなかった」「本気で言っ

          冗談が通じないことに気付いて救われた話。

          憂鬱な時間を。

          真っ暗な夜。心が沈んで、卑屈な自分を許せなくて、心の痛みをかき消すために、自分の体を傷付ける。 神様、私はいけない子ですか? 何一つできない。何一つ儘ならない。足りない。足りないものだらけで。 死にたくて、死にたくて、仕方がないんです。でも、痛いのは嫌なんです。罪悪感を覚えながら、死にたくはないんです。 誰か、誰か助けてと言いながら、誰でもいいわけではない。 本当に助けてほしい人はちゃんとそこに居て、助けてほしい人はどこにも居ない。かけがえのないあなただけ。 希望の光

          憂鬱な時間を。

          病院に行く意味を考える。

          「病院なんか行ったって、意味ないな」 たまに、そんなことを思う。 先生は別にカウンセラーではないし、たまに物好きなたくさん話を聞いてアドバイスを聞いてくれる先生もいるけれど、基本は症状とか困り事を聞いて、お薬の処方をして、の繰り返し。 たまに先生より私の方が的確に自分の状態を理解できていて、私の問いに先生が答えられないこともある。 私は自分のことが嫌いだから、変わりたいと思う。自分のことが好きになれる人は羨ましい。私はどんな自分であっても、自分のことが嫌いだから認められな

          病院に行く意味を考える。

          鈍痛

          今思えば、もう冷め切っていたんだと思う。 遠距離恋愛から始まり、付き合って一年。昔は毎日電話をしていたのに、段々回数は減っていって、気付けばメッセージのラリーですら毎日ではなくなっていた。 一ヶ月ぶりに会うからと、最近購入したばかりのグレーのワンピースを着て行った。 初め食べに行こうと話していた鰻屋は大行列で、その後行った海鮮丼の店も混雑していた。彼の家の近くの安いうどん屋ですら、人が多すぎて席がなかった。 次第に彼の運転は荒くなり、足でトントンと一定のリズムを刻んだり、

          美味しいものを探す旅。

          美味しいものは、私を少しばかり幸せにする。 最近は少なくとも、そう思う。 きっかけは、恋人から今池にある美味しいパン屋さんを教えてもらったことだった。 それを聞いた私は、ふと「最近、パン屋さんのパンって食べてないな」ということに気が付いた。 恋人と初めて過ごしたクリスマス。テレワークだったので、お昼休憩中に家の近くにあるケーキ屋さんに行った。クリスマスといえば、いちごのショートケーキ。なんて思っていたけれど、ホールのショートケーキは売り切れで、いちごがたくさん載ったタルト

          美味しいものを探す旅。

          私の尊敬できる恋人。

          私の恋人は優しい。喧嘩した時は自分が悪かったことを分析して、自分がきっかけでなくとも先に謝ってくれる。友達や家族のことを大事にしていて、それはただ環境や境遇に恵まれているんじゃなくて彼自身が自分で培った性質によるものだと思う。彼の心はあたたかい。人との縁とか繋がりを大切にしているから、周りに居る人もあたたかい。努力の賜物なのだ。 そして、私も大切にしてくれる。私が嫌だと言ったことはしないようにしてくれるし、私が不安になるようなことはしないようにしてくれるし、私が喜ぶことを私

          私の尊敬できる恋人。