素人なりにロゴをパワポで自作した話
始めた頃から思っていました。背景が寂しいと。
noteやtwitterのヘッダーがすかすかだと、ちょっとこう、落ち着かなさがあるなと。
自分の写真、アイコンの後ろに、何かそれらしいものが欲しいな、と思っていました。
旅行先での風景写真といった、当たり障りのないもの。
趣味を前面に押し出したもの。
事務所の看板のように、業務関連チックなもの。
色々考えては画像を探してみたのですが、ピンとくるものがありません。
ロゴ、どうだろう。
抽象的なマーク、自分を表すイメージをロゴにして、背景にできたら。ぼんやりとそんなふうに考え始めました。
ある日曜の朝、早起きした私は、寝息を立てる妻をしり目に机に移動。ロゴの作り方を調べ始めました。
いくつかのサイトが見当たりました。その中で、私が個人WEBサイトの制作に使っているwixのロゴメーカーが目につき、「無料」と書いてあるのでとりあえずやってみました。
キーワードや業種などを入力していくと勝手に作られていく。なかなかきれい。いいじゃんいいじゃん。と思った矢先、最終段階でロゴ画像をダウンロードしようとすると、
はい。知ってました。いや、2,100円が高いと言っているんじゃないですよ。見合うと思います。ただ、こっちは無料だと思って、物は試しと思って始めたのです。たしかに、「制作」は無料でした。上記では隠してあるけど、それっぽいのができたんです。楽しかったですよ。でも、実際に使えるところまで無料だと思いません?景表法という法律があってね...いや、違法だというんじゃないんだけど、こう、がっかりしました。
懐かしのアレと、私に関するアレ
そうした経緯で一旦はくじけそうになったのですが、実際に着手してみたことでイメージがわいてきました。
法律事務所のロゴは、天秤のマークが多い(wixで自動制作されたものも、天秤をモチーフにしたものでした。)。裁判のイメージなんですかね。別に重さで結論を決めているわけではないと思うのですが、まあ、理解はできる。世の流れに乗って、天秤をモチーフにするのがいいかな。
ただ、天秤っていうけど、こういう女神が持っているようなやつ、実物見たことないんですよね。記憶にあるのは理科室のアレ。そう、上皿天秤です。
こっちの方がなじみがあっていい。分銅をのせるやつですね。
20数年ぶりくらいに上皿天秤(の画像)を見たわけですが、いくつもの画像を見ているうち、私にふさわしいキーワードが潜んでいることに気が付いたのです。
私、山下瑞木といいます。所属事務所は、山崎・秋山・山下法律事務所です。従来の「山崎・秋山法律事務所」から2014年に改称したのですが、当時から、「山あり山あり」と言われてきました(主に私が言っている)。父母の出身は山口県です。何回「山」言うんだと。
完全に一致ですね。デザインの大まかな方針が決まりました。さて、どうやって作るか。
そうだ、パワポがあるじゃないか
デザインなんてドが付く素人ですから、難しいソフトは使えません。勢いで始めたようなもんなんで、わざわざダウンロードする気もしない。仕様を勉強するだけで1日経ってしまいそう。ここまで来たら、いち早く、いますぐにでも完成させたい。
どうしようかなと思案しながらデスクトップをながめていると、Power Pointでいけるんじゃないかと思い至りました。
パワポは講義、講演とかに使うのはもちろん、レジュメ、配布資料作りや画像のレイアウト等々にも使っていて、何をどうすればどうなる、というのは分かっています。図形を組み合わせれば、「なんとなく天秤っぽいもの」を描けそうな気がしてきました。
出来上がったもの
作業すること約2時間。出来上がったのがこちらです。
左右の皿に乗せた三角形は、上下反転しています。これは、速度と精度、理性と情緒、理想と現実、直感と論理のように、一見矛盾するもの同士の間でバランスをとることが大切だという、私のモットーを表しています。決してハイロウズのファンだからではありません。
パワポですから、テキストを入れるのも手慣れたもので、どこにでも好きなように入れることができます。縦配置、横配置も自在。フォントももちろん自由です。
色の変更も簡単。何せ、パワポですから。
今のところ、WEBサイトの基本トーンが紺色系なので、紺色のものを多く使っています。
どう使うか
とりあえず、note、twitter、facebookの背景はそれぞれのサイズに合わせて調整し、変更してみました。twitterのは、色を変えてアイコンにも設定してみました。
あとは、WEBサイトをSNSでシェアしたときのサムネイルや、ファビコン(というらしい。Google Chromeのタブに出てる小さいアイコン)に使っています。
今後の使い道として、名刺への挿入や、請求書、領収証、送付状などの定型文書への挿入を考えていますが、こうなってくると私だけというよりは事務所全体を巻き込んでくる話。
パッと見よくできている(自画自賛)ようですが、所詮は素人仕事。こういうものを「事務所として」使っていくかどうかとなると、まだまだ検討すべきこと、経るべきプロセスは多そうです。
まあ、今は、自分が気に入っていることが一番ですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
よろしければWEBサイトもご覧ください。
こちらのマガジンもおすすめです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?