ベトナムジャングルマラソン参戦記~その②~

レース前日編です。

6時に起きて西湖周辺を調整ジョッグ。
早朝から湖周辺をサイクリングする人で賑わってました。走っている人はあまりいない…。
ベトナムは日本と違って車は右側通行。よって自転車も同じく右側通行なので、逆走(左側通行)だと危ない。必然的に右周りで湖の周囲を走ることになった。

早朝はまだ空気がきれいだ。日中だと大気汚染がひどくてランニングも厳しいだろう。

1時間ほどで10km近く走って終了。日差しはまだ弱いが湿度が高い。明日のレースは暑さと湿度との戦いになるだろう。前から痛めていたアキレス腱も少し気になり、不安な要素がまた一つ増えた。

マレーシア在住の日本人のキタムラさんと9時に受付会場で待ち合わせいたので、ホテルをチェックアウトし、タクシーで受付会場に向かう。

受付会場は酒屋?よくわからないが、人が集まるには狭い場所だった。ここでパスポートを見せ、ゼッケンと参加賞のTシャツと宿泊場所のチケットを受け取る。

自身で移動手段を持たない外国人ランナーは大会が斡旋する3-day all inclusive packageを利用するしかない。受付会場からの移動と宿泊費(2泊)、帰りの移動までがセットになっている。その中でも宿泊地の指定や宿のグレードをアップするとかオプションがあった様だが自分が申し込んだ時は他のオプションは全てsold outだったので、残ってたので選択。大会の1週間くらい前にメールが来て自分の宿泊地はPu Luong Retreatという所で、調べてみたらメイン会場(ゴール地点)からは少し離れていて、スタート地点にやや近いらしい。

バスの出発は9:45。まだ時間があるので近くをウロウロしてたら見覚えのある顔が。

Evelyn Lek (シンガポール)だった。

この大会の姉妹大会である2018ベトナムマウンテンマラソン100km女子の部優勝、自分が昨年出場したマレーシアのメラポトレイル100kmでも女子の部で優勝、今回も当然70km女子の部の優勝候補に上げられている。
Facebookでは繋がってはいたたものの実際に会うのは初めて。それでも意外とすんなり打ち解けた。

キタムラさんとも合流。でもキタムラさんは宿泊地がメイン会場のBan Hang Race Villageだったの移動するバスも違う…「では明日レース会場で!」と一旦お別れ。

9:45に予定通りマイクロバスが来て、かなり定員に余裕をもった感じで出発。

自分の前列のベトナム在住のベルギー人、隣の列の少し年配のマレーシア人、その前の若いマレーシア人とはすぐに打ち解けて話が出来たので、約5時間もかかるバスの長旅も退屈することはなかった。
年配のマレーシア人の方はベトナムとミャンマーで仕事をしているらしく、ミャンマーに来る機会があれば連絡をくれと名刺をくれた。果たして今後ミャンマーに行くことはあるんだろうか…。

出発してから3時間くらい経って道の駅みたいな所で昼休憩

調理人が店にある池(鯉が泳いでいた)の水で包丁を磨いでいたりして「衛生的に大丈夫か?」と思ったが、その後胃腸のトラブルに見舞われることはなかったのでまぁ大丈夫だったようだ。

14:30頃、目的地のPu Luong Retreatに到着。自分が割り当てられた宿泊棟には既に女性が1人いる。男女相部屋で広間に雑魚寝といった環境。マットレス、毛布があり、思ったより清潔でアメニティとしてバスタオル&フェイスタオルもあった。想像していたよりは悪くない。

前には水田が広がっていて景色も良い。

特にやることがないので身体を休めるために横になる。18時から食事が出来るとのことでアラームをセットしてしばらく就寝。

18時に起きると他の宿泊者もチェックインしていた。
食事はメインの宿泊棟でバイキング形式。昨年参加したランナーからは「あまり期待しない方がいい」とも言われていたが量も種類も充分。

ベトナム在住の日本人の方もいらっしゃったので、そのテーブルに混ぜて貰った。トレイルランナーだったら何かしら共通する話題があるのですぐに打ち解けられる。

大会のFacebookの投稿を見るとメイン会場のBan Hang Race Villageではオープニングセレモニー、有力選手紹介、レースブリーフィングなどをやっている模様。

大会側の予想ではキタムラさんと昨年のベトナムマウンテンマラソン優勝のHungの一騎討ちという感じだ。
「あの…一応私も昨年のアジアトレイルマスターシリーズ年間3位でITRAランキングでも参加者の中ではトップだと思うのですが…」
と少しは自分にも注目して下さいよとアピールしてみたかったが、2月にアキレス腱を痛めて以来精彩を欠いたレースが続いたから仕方ないか。
勢いのあるキタムラさんに勝つのは難しいと思ったがHungや他の有力なベトナム人ランナーとはそこそこ戦える自信はあった。まぁ結果で示せればいい。


もう少しゆっくり食事を楽しみたい所だったが、明日はスタートが4時と早く、バスの出発も02:45なので早々切り上げた。

シャワーを浴びて部屋に戻って就寝時間は20:00。翌日は遅くとも01:30には起きないといけないから睡眠時間は約5時間半ほど…。

もう少し休みたかったなぁと思いつつ就寝。日本の夏と違い寝苦しさはなく、思ったほど虫や蚊も少なくて寝るのは快適だった。

~レース当日編~に続きます。

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