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通勤映画レビュー#005

#005  アイネクライネナハトムジーク

伊坂幸太郎の原作読んだのが一年以上前だったから観てみた。

こんな言い方をするのは、どんなものでも原作を超えるものはそうそうないと思っているから。
原作漫画でも原作小説でも、先に原作を読んでから自分の想像通りの映像になってない部分でモヤっとしてしまう感情が浮かんでくる。
(福田監督みたいに、原作の軸だけ持たせてギャグにステータス振ってくれれば観れる)

一年経っていたのが功を奏したのか(自分の記憶力が完全なものではなかった)、すんなり入ってきたし、観終わった後の心がポカポカしてモヤモヤが薄れている感覚を味わえた。

主演が三浦春馬で、あぁこんなに上手な演技はもう見えないんだな。と悲しくなった。
鬼越トマホークが原田泰造に向かって「芸人一演技うめぇんだよ」って言ってたの、マジでわかる。初めて泰造の演技見たけど(ケンタッキーのCM以外で)、本当に上手い。

観終わってから気が付いたけど、監督今泉力哉なのか。
道理で好きな描写へのこだわりと、ゆったりとした流れる時間を感じたなぁと思いました。

所々に伊坂幸太郎の遊び心のあるセリフや、パズルを当てはめるかのような展開が散りばめられているのが本当に素敵だし、見ていて自分の中で震える何かを感じた時に、俺の中には伊坂イズムが棲んでいるんだな。と再確認。
最近は読めてないけど小説読もうかな

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