見出し画像

DAY3 骨折日記 退院

せっかくの個室だったが、よく眠れないまま朝を迎えた
ノルウェーの病院は日本のように起床時間も消灯時間も決まっていない
まず朝は、看護師が病室に来て、血圧と体温測定をする
そして朝の血液凝固阻止材(フラグミン静注)をお腹に打った

食事の時間もキッチリと決まっているわけではない
私の入院した病院は、朝食(好きな物を頼める)、昼食(スープとパン)、夕食(メインは魚か肉を選べる)、夜食(頼んでいないのでメニューはわからず)があった
病気の方はまた違うと思うけど、私の場合は足の骨折なので、もちろんいらなかったら食事をパスしても良いし、好きな物を買って来て食べても良い
私は朝食にパンとコーヒーを頼んだ
(大好きなコーヒーだが、カフェインはカルシウムの排泄を促し吸収率を低下させるとのことなので、この日以降は飲むのを控えている)

パンとチーズとハムと茹で卵とコーヒー

昼食のメニューは、魚のクリームスープとパン

魚のクリームスープとパン


午後、医師がやって来て、私の足の状態を確認した
「腫れが酷いのでこのままでは手術できない(腫れて皮膚が伸びたまま切開すると縫合するのが困難な為)。しばらく入院してもらって様子を見る」と言われてしまい、私はショックを受けた
「家に帰りたい」としょんぼりしていたら、その医師は他の医師にも相談してくれて、何と今日退院できることになった
ヤッター!ヤッター!
ノルウェーは日本のようにルールは絶対!とか厳しいことはなく、割と融通が効くので助かる
自宅で絶対安静(ほぼ寝たきり)にして、1週間後に手術の予定となった
15:00頃退院し、タクシーを呼んでもらって帰宅した

足にカバーを着けて、3日ぶりのシャワーをした
椅子にプラスチック袋を被せガムテープで止めて濡れないようにし、狭いシャワールームに置いて座りながらシャワーをするのだが、これが大変だった
足は痛いし、洗い辛いし、疲れるし、狭いし…
改めて足の骨折ってこんなにも大変なんだなと思った

夜の血液凝固阻止材(フラグミン静注)は自分でお腹に打った
自己注射は初めてだったけど、うまくできた
既に注射針の痕が痣になってしまったけども

これからの1週間は、足の腫れを抑える為にクッションを何個か使い、足を高く上げたまま過ごさなければならない
寝返りも一切打てず、ずっと仰向け寝のままなのが本当に辛い

ありがとうございます!