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ドッペルゲンガーに会った話

こんにちは。写真はシアトルのカウントダウン花火。テレビで毎年見ていますが、プロジェクトマッピングを駆使して格好良いので、いつか実際に観に行きたいと思っています。

今回は海外移住を考えている人とは全く関係ない話なのですが、ふと思い出したタイトルにある不思議な体験を書いてみようと思います。今回の記事も誰かの何かのヒントになりますように。。。

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ドッペルゲンガーって?

皆さんも聞いたことはあるかと思いますが、ドッペルゲンガーとは何でしょうか?ウィキペディアで調べてみた結果は↓

ドッペルゲンガー(独: Doppelgänger)とは、自分自身の姿を自分で見る幻覚の一種で「自己像幻視」とも呼ばれる現象。自分とそっくりの姿をした分身。第2の自我、生霊の類。同じ人物が同時に別の場所に姿を現す現象を指すこともある(第三者が目撃するのも含む)。超常現象事典などでは超常現象のひとつとして扱われる。

上記のように医学的には幻覚の一種とされているようです。科学的に説明できないものは多いですが、やはり見えるはずのないものが見えているとされる場合は幻覚とされるようですね。

もう1つの見解は別次元の自分という形で説明されていますが、これも本来は起こるべきことではないことという印象です。

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ドッペルゲンガーの1人目

上記の定義に基づくとドッペルゲンガーは実在しないものです。だからこそ、医学的に問題がある人が見るものと思われている前提もあり、会うと死んでしまうとか悪いことが起きるという噂が絶えないのだと思います。

ドッペルゲンガーについては人それぞれ定義があると思いますが、この記事内では「自分にそっくりな人」という意味にしたいと思います。そして、私は今までの人生で2人のドッペルゲンガーに会ってきました。

1人は日本で1人はカナダでです。自分自身の年齢も違うので自分に似た人の年齢もその時の私に近い訳で、国や時間を超えて地球上に自分にそっくりな人が2名がいると知ったという経験になります。

1人目のドッペルゲンガーは、友達の妹の友達。友達の妹の同級生だったので私よりも2歳年下の人でした。ある日、突然友達から「SASHAに凄く似た子がいるので会ってほしい」と言われました。

考えてみれば、昔から似ていると言われる芸能人は沢山いて、そうじゃなくても友達とか親戚とか誰かに似ていると言われることが多かったので正直「またか。。。」という感じではありました。

でも、友達は本当に似ているというのを強調し「妹がその同級生を家に連れてくる日があるから、その時に来てほしい」と言われ承諾しました。

彼女が言うにはリビングに私がいたので「あれ?どうしたの?何でここにSASHAが来てるの?」と話しかけたら、その子はキョトンとした目で見たそうです。

訳がわからなくて立ちすくんでいると妹がトイレから戻って来て「何しているの、お姉ちゃん」と言われて、「え?何であんたがSASHAと遊んでるの?」と聞いたそうです。すると妹は「は?違うよ。この子は私の友達のB子ちゃんだよ」と言われてビックリしたとのこと。

その友達とは家も近くて頻繁に遊びにも行ってましたし、高校までは毎日通学もしていたくらいの子でした。私のことをそんなに熟知している子が見間違えるほど似た子がいるということで私も興味が湧きました。

そして、ついに私はドッペルゲンガーの1人目に会うことになりました。会って見た瞬間、言葉が出なかったのを覚えています。正に絶句です。はい、それくらい似ていました。その他に感じたことは2人目を紹介した後で書きたいと思います。

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ドッペルゲンガーの2人目

時は1人目に会ってから10年後くらいだったと思いますが、カナダで2人目に会うことになりました。

当時、オフィスビルの下にあるカフェによく行っていたのでオーナーの人と仲良くなっていました。ある日そのオーナーに会った時に私が「久しぶり」というと「何言ってるの?数日前に会ったじゃん」と言われました。

「え?私は最近来てないから、それ私じゃないよ」と言いました。そして、ちょっと不思議な感じになったのですが、お互いそれ以上は詮索しないまま「またね」っと言いました。

それ以来、よく行ってたレストランや同僚にも同じようなことを言われるようになったのです。「SASHA、さっきロビーにいなかった?」とか「この間〇〇で見かけたよ」と行ったことない場所を言われたり。。。

そういう事があるたびに正直怖くなりました。既にドッペルゲンガーの1人目に会ったので、2人目に会ったら悪い事が起こるんじゃないかと思いました。ただ、それ以上に私をよく知る何人もの人が間違えてしまうくらい自分に似た人がカナダにもいるという、その事実だけで怖いなっと思ったんです。

そして、ある日、2人目であろう人とすれ違いました。中国人の女性だったと思います。髪型はその時は彼女はパーマをかけていたので私とは違っていました。でも、自分でも「本当に似ている」と思ったので凝視していると、彼女も視線に気づいて目がありました。

そして、彼女とすれ違う時はまるでスローモーションのようでした。彼女の目も見開いていたので、おそらく同じように感じたと分かりました。

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ドッペルゲンガーに会うとこうなる

結局、1人目に会った後も2人目に会った後も悪いことは起きませんでした。そうじゃなくても悪いことも良いことも起こるのが人生なので、ドッベルゲンガーに会ったからと言うのはないというのが私の結論です。

ただ、2回とも感じた不思議な感覚は今でも覚えています。時系列でいうと「誰かに似てるな」→「誰だっけ?」→「すごく自分が知ってる人に似てる気がする」→「え?まさか私?」と言う感じです。そして鏡を見ているのかなっと思うような感覚が来ます。

1人目の子とは20分くらいは話したと思います。それだけ話していると笑顔が違う(口の開き方とか歯とか)のが分かったり、複数の違う箇所を見つけられました。

ただ、お互い最初に見た瞬間は時が止まるのを感じましたし、周りの物音も聞こえなくなるようなゾーンに入ったような感覚に陥りました。

最初に不思議な感覚を共有した後、私たちは「え?」っと小さい声が出て、それからほぼ同時に「似てますね」と発しました。双子ってこういう感じなのかなっと思いました。

その子も凄い似てるお姉ちゃんの友達が来ると聞いていたので、ドキドキしながら待っていたのだと思います。似ていると言ってもねーって思っていたかもしれませんが、互いにその期待を大きく超えて本当に似ていると言うのを確認できた事がスゴイなっと感じました。

2人目はすれ違い様だったので時間にしたら直ぐで凝視はできなかったのですが、髪型以外は私じゃないかなと思うくらい似ていました。そして、表情も含めて似ていたことから「この子を見たなら私と間違えるのも仕方ない」と納得できるレベルで似ていました。

国籍も違うのに自分にそっくりな人とカナダという街で偶然出会うということだけでも奇跡的だなっと思ったことを今でも鮮明に覚えています。

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今回はドッペルゲンガーに会った経験談を書いてみました。教訓もオチもない話ですが、読者の皆さんにもそう言う人が世界のどこかで存在するかもしれないと言うのを感じてもらえればと思います。と言う訳で、今日の一言はこちら↓

"The differences that separate human beings are nothing compared to the similarities that bond us together. " by Sophie Gregoire Trudeau

*今日の1曲:"Lookalike" by Conan Gray                  似ているというキーワードで調べて出てきた曲は悲しい恋愛話でした・・・




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