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自分の反応を知る

「龍神様解放の旅に出たから、こんな事が起こってしまったのではないだろうか...」

ほかの人が聞いたら、「いやいやいや、そんなことないでしょ!」って総ツッコミが入りそうな話ですが、これも惨事ストレスの反応のひとつです。

現場にいない安全な場所にいる人でも、テレビやSNSからのショッキングな映像は、心に大きな影響を与えます。特にメンタルの調子が良くない方はより影響が大きいので、心配で氣になるとは思いますが、調子が悪い時はなるべく見ないことをおすすめします。

冒頭の言葉は、テレビやSNSを見過ぎない様に氣をつけていた私に、いま出ている反応です。メンタルの調子が良くても、一瞬にして影響が出るのが惨事ストレスです。

自責感が強くなり、必要以上に自分を責めてしまいやすくなっていますが、今のところ動悸が出たりはしていないので非常に軽く、落ち着いています。

「異常な事態における正常な反応」

そのひとつだと知っているので、ここから酷くなることはないと思いますが、ほかの反応が出てこないよう引き続き氣をつけたいと思います。

東日本大震災の時、惨事カウンセリングを教えてくれていた先生3名が現地に入り、救助にあたられた方達のカウンセリングを行いました。

そのうちのひとりの先生はなんとか助けたいという熱い想いをもってやられていたのですが、被災地から戻られたあと鬱状態となり1ヶ月以上お休みされました。

ほかの2人の先生は、感情を入れず共感と惨事ストレス対処のスキルを駆使して、クライアントさんに対応されました。

どちらの先生の対応も素晴らしく、クライアントさんにとっては心が救われるものであったと思われますが、自分の在り方次第で支援する側も簡単に潰れてしまいかねない状況です。

だからこそ、まずはご自身の心身の健康を優先し、そのなかで自分に何ができるのか考え行動する事がいま一番大切な事だと思っています。

これは平常時のカウンセリングでも言える事ですが、支援する側の心身が健康でないと、長期的な支援などもちろんできません。


自責感、不安感、怒りなどが強くなる、フラッシュバック、映画を見ているかのように思えるなど様々な反応がありますが、これらが「異常な事態における正常な反応」である事を知っているだけでも、対処のひとつになると思います。

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