私のこれまでの人生と選択

理系学部4年生で毎日研究室に通う21歳女子大生のこれまでの話

私は、自分の思いを言葉にすることが苦手。そもそもよくわからない。感想文とか考えすぎて結局全然描けないタイプだった。

そんな感じですが、もうすぐ22歳になる今、やっと、自分のやりたいことに近づいている気がする。久しぶりにnoteを開いてみると1年半前に就活を始め出した時は色々悩んでいたなと思い出した。とは言っても、まだ具体的にやりたいことが何なのか、ビジョンは見えていないが…(笑)忙しい日々を過ごしていますが充実している気がする。そんな今だからこそ、振り返ってみようと思う。

とある田舎町で長女として生まれた私。
母によると幼少期頃は、野生児だったらしく、1人で静かに遊べるタイプだった2つ下の妹とは手のかかり具合が全然違うかったらしい。そんな感じだったが、幼い頃は人見知りがひどく、成長すると共に引っ込み思案な性格になり外では特に大人しい子供だった。

小学生に上がると、仲の良い友達とははっちゃけて遊ぶが、先生とは必要最低限しか話さず、人の目を気にして生きるようになった。出来るだけ目立ちたくない性格だったが持久走が得意だったので、先生から半ば強制的に駅伝のメンバーにさせられたり、小柄だったので組体操で頂上にたったり、も経験した。結果的にどれも楽しかった。ピアノも習っていたがあがり症で発表会のリハーサルで頭が真っ白になって何も弾けなくなったこともあった。それでも、本番はなんとか弾ききった。そんなこんなでちょっとずつ自信もついた。友達も多くはないが男友達も女友達もそこそこいた。小学生の頃の夢は、父が建築士だったことから私も将来は建築士になろうと思っていた。

中学時代は少し勉強して学年上位の成績だった。特に理科が好きで得意だった。短期間の交換海外派遣をしたり、合唱コンクールで伴奏をしたり、マラソン大会でも上位だったり、田舎の中学で規模が小さかったからこその成績だが、自分で言うのもなんだが、そこでは優秀な生徒だったと思う。でも特にやりたいことはなかった。なんとなく、もっといろんな世界を知りたいと思って英語に特化している高校に親の勧めもあって進学した。

高校時代は英語よりも理系の勉強の方がなんとなく好きで2年から理系に進んだ。大学附属の高校だったので好きな学部を選択できた。でも特にやりたいこととかわからなくて悩んだ。東日本大震災の被災地に訪れるプログラムに参加してみたり、東南アジアの各国から来た学生に観光案内したり、色々経験してみようと少し足掻いてみた。いい経験にはなったが、それっぽっちじゃ将来なんてみえてこなかった。小学生時代からなんとなく建築士になろうと思っていたが、なんか違う。将来のビジョンは見えないが、なんとなく面白いなと思う生命科学を大学では専攻した。

大学の勉強はそこそこ楽しかった。サークルにも入った。大学では自分なりに足掻いていろんな経験したつもり。国際協力団体に入ってカンボジアにも行ったけど、うまく活躍できなかった。その団体には、キラキラしている人がいっぱいいた。みんな自分を持ってて全力だった。私はそんなみんなが羨ましくて、憧れで私もそうなりたいと思った。でも馴染めなかったし、何よりも自分に何が出来るかわからなくなった。凄くいい団体だったと思うのに、何も出来なかったのは後悔でしかない。

学生団体では上手くいかなかったから別のことやってみよって思って議員インターンしてみた。それまでの私は、遠くのまだ自分の行ったことのない所に行くことでしか自分の世界の広げ方を知らなかった。もっと自分の世界を広げようと海外に目を向けたりして視野を広げていたつもりだったが、その分、身近なところの課題が見えていなかったと気づいた。
 “視野を広げる”
これにおいて最も重要なのはスケールの設定なのだと気づいた。
だから今度は、私の身近な範囲にスケールを設定して視野を広げようと考えた。そこで引きこもりの子供たちが抱える問題や今もなお残る女性格差、災害対策などを自分の目で見て聞いて感じた。状況把握はなんとなくできた。でも、自分にできることがわからなかった。

だから次は、NPO法人の就労支援をしている施設にお手伝いしに行った。身体や心に少し課題を抱えていて一般企業の就職が難しい方々と農作業をしたりして過ごした。そこで作った製品のラベルをイラスト付きで作成したり、SNSを始め、ホームページにブログを書いたりして施設の発信をしたりした。より多くの人に知ってもらおうと努めた。それが役に立ったかどうかはわからないが今回こそは、自分なりに出来ることを考えた。

就活をしていく中で必要なスキルを考えた時にプログラミングやってみよって思い立って勉強サロンに10万円払って参加した。最終的に簡単な学習アプリを作ったけど、大した出来でもないし、ハマりきれなかった。まだまだ強みにも出来なさそう。

そんなこんなで普通に学部卒で就職しようと思っていたが、これまでそこそこ勉強はしたし、まだ学んだことを活かしきれてないと感じて、大学院まで行ってみたいと思うようになった。ちなみに、大学3年生までは失敗しつつも色々経験したが、専攻的には生命科学の分野だったので、学外の経験は専攻とは全然関係なかった。大学院に行きたいと思うようになってからは、就活にも身が入らなくなった。でも、自信なくて、大学院進学しても嫌になるかもしれない、自分は特に賢いわけではないし、飽き性やし、って悩んだが、行かない後悔よりも行って後悔する方がいいって。でも、これでいいのかなってずっと不安だったし、周りのみんなは就活頑張ってたり他大学の大学院入学の勉強していたりしてるのに自分は何やってるんだろうって自己嫌悪しかなかった。何もやる気になれなかった時があった。

そんな中でも、なんとなく直感で選んだ研究室に配属されてから研究室に毎日通うようになった。その中で少しずつ出来ることが増えたり、わかることが増えたり、、、楽しくなってきた!夢中で打ち込むことができていたりして、あ!今楽しいかも!充実してるかも!て思えるようになった。将来のことで不安だった中、やりたいことができている気がして嬉しかった。

今まで、なんとなく興味があったり好きかもなーってぼんやりとした感覚で進路を選んできたが、それがようやく繋がってきている気がする。将来のことをしっかり見据えた上で人生計画をすることはすごく重要だし、それが出来るなら絶対したほうが良いと思う。でも、別に将来の夢やビジョンが見えなくてもそのことで悩む必要はないなって今だから思う。自分の直感で選んだことでも、自分がまだ気づいていないだけで、それに惹かれる理由が隠されている。直感で選んで理由は後付けで十分だと思う。例え、直感で選んで失敗したとしても、それも一つの経験で自分のことを知る一つの材料になる。

最後に、
過去に将来のことが見えなくて悩んでた自分へ「直感を信じて、ただなんとなく自分が惹かれる方へ進めば良い。少しでも好きなこと、興味があることをやれば良いし、考えすぎるより行動してしまったほうが楽しいよ。失敗しても上手くいかなくてもそれはそれで一つの経験で、あなたを作る一つの材料になる。でも必ず、好きなことを選択して行った先にやりたいことが見えてくる。自信なくても諦めなくていいし、親にも金銭面で苦労かけているかもしれない。でも、それでも好奇心は抑えられないものでしょ。なんとなく思うことってそれだけで十分な理由だよ。」って伝えたい。

#人生#大学#進路選択#理系#好きなこと#将来#やりたいこと#20代

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