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一億総オタク時代にオタクのわたしが気をつけたいこと

「推しは〇〇です!!」

と、なんのためらいもなく言えるよき時代になったもんです。SNSの影響なのか、最近は何かを好きである、つまりなにかのオタクであることをオープンに言えるようになりました。


それどころか、最近はオタクであることが一種のステータスのようになっているなぁと個人的には感じます。なにかの分野に熱い情熱を持ち、深い知識があるということの価値が高くなったような気がしています。まさに一億総オタク時代に突入したと言ってもいいでしょう。


わたしはこれまでの人生、ずっと何かしらのオタクとして生きてきました。その対象はときにはジャニーズアイドルや俳優さん、ときには女性歌手。アニメやマンガにはもちろんハマりました。声優さんにハマった時期もあったなぁ…。ほかにも映画、舞台、お笑い、最近だと落語。これから沼にハマりそうだなと思ってるのは仏像だったり、常になにかしらを追っかけてるような人生でございます。


私が学生時代はとくにアニメ・マンガ関係のオタクであるということは恥ずかしくてなかなか言えず、周りの友達には隠し通してひっそり生きてきました。そんな私にとってこんな時代はめちゃめちゃ生きやすい!いーい時代になったもんです。


ただオタクであることをオープンにしやすい時代だからこそ、ネガティブな方向に力が働いてしまわないようにしなければならないと思っています。そこで今回はオタクな私が気をつけたいと思っていることを書いていきたいと思います!


知識量や好きの大きさでマウントをとらない!



これ、やっちまいがちです。

せっかく同じものを「好き」な同志が現れたのに、ついつい「私、あなたよりずっと前から○○のこと応援してます!」アピールや「え?××が好きなのに、こんなことも知らないの!?」と知識量でマウントを取ってしまうのです。

ここまであからさまではないと思いますが、話に熱がこもってくるとついこんなニュアンスのことを言ってしまう傾向にあるような気がします。

好きな気持ちに大きさは、知識量は、応援歴は、関係あるか!?いや、ない!!


もっと言うと、自分の好きなポイントと、相手が思っている好きなポイントが一致しているとも限らんのです。お互いの嗜好を尊重しながら語り合う方が平和ですし、好きについて話し合っててモヤモヤするのはお互い勿体無いっすよね。


周りに好きを押し付けない


「こんなに素晴らしいアーティスト・作品なのだからみんなも好きになるに違いない!」ってうっかり思っちゃうこと、あるんですよねぇ〜〜〜。それで周りに薦めて、反応がイマイチだったり、SNSでうっかりマイナス評価に出くわした時に「わかってないな〜」とか思っちゃったり、言っちゃったり、ときには反論しちゃったりするんですよ…。痛すぎる…。


当たり前ですがみんながみんな同じものを好きになることはあり得ません。よく聞く話ですが、ミッキーマウスですら嫌いと言う人がいるくらいです。満場一致は起こらないのです。


逆に「他の人が気づいない魅力に気づけてるわたし最高じゃん?」くらいに思った方がなんか良くないですか?その人にはその人の審美眼があります。みんな違ってみんないい!


好きなものを持ち上げるために、ほかのものを下げない


これが一番良くやってしまうし、よく見かける光景かもしれません。

「このアーティストは〇〇と違って歌詞に深みがあるんだよ〜」


とか


「この作品はいろんなところに散りばめられてる伏線回収がすごくて、この前見た□□みたいに飽きないんだよね〜」


とか


自分が好きなものを語るときに、ほかの作品やアーティストを引き合いに出して「〇〇より良い」という言い方をしてしまうこと、結構あるんですよね。


でもこれ絶対アカン。アカン、ゼッタイ。


たしかに、なにかを語る上で同ジャンル内で比較するのって簡単なんですよね。でも、他の作品・アーティストを下げて語るのはやっぱりよくない!簡単だからこそ常に気をつけておきたいなと思います。



以上、人生のほとんどをオタクとして過ごしてきた女の経験と失敗から考えたハッピーオタクライフを過ごすために気をつけたい3つのことでした!


好きな気持ちに蓋をする必要はまったくありません。どんどん愛を語っていく所存です。でも、というか、だからこそ、誰かを傷つけてないか、何かを下げるような発言になっていないかというところには十分に気をつけたい!


自戒をこめた記事でした。

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