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読書

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読書感想記事をまとめてます。本を読むきっかけになれば幸いです...
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記事一覧

自分を脅かす存在を前に、果たして冷静でいられるか? | 〜平野啓一郎『マチネの終わ…

性格が悪いわけでも、意地悪されたわけでもない。それなのに、同じ空間にいるだけでなんだか惨…

mayuko
1年前
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自分に向き合うしんどさに耐えられなくなったら読みたい一冊 | 〜平野啓一郎『ある男…

来週11月18日公開予定の『ある男』。 大好きな平野啓一郎さんの作品ということで、「これは映…

mayuko
1年前
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なにかをきっかけに見える世界が変わってしまう恐怖 | 〜平野啓一郎『透明な迷宮』を…

平野啓一郎さんの短編集、「透明な迷宮」を読みました。「透明な迷宮」はその中の1作品。 た…

mayuko
1年前
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速読なんかできない。何度も読み返してしまう文学があるなんて | 〜筒井康隆『残像に…

「なんじゃこりゃ」 この作品を形容するのにふさわしい言葉が出てこない。今まで読んだことの…

mayuko
1年前
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片付けるべきは、ほんとうに部屋?じつは自分の人生かも | 森博嗣『アンチ整理術』を…

部屋を片付けるのはあくまで手段であって、目的化してしまっては意味がない。むしろ、その目的…

mayuko
1年前
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疲れたときのホッと一息にベストなエッセイ本『いちのすけのまくら』

春風亭一之輔さん。 私の大大大大好きな落語家さんです。 先日その一之輔さんの独演会を観に…

mayuko
1年前
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生きづらさを感じているなら違う価値観をもった場所へ行ってみるといいかもしれない | 若林正恭『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』を読んで

お笑い芸人のオードリー若林さんの紀行文、『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』を読み終えました。 収録されているのは、キューバ、モンゴル、アイスランドへのひとり旅についてです。「若林さんらしい」というと失礼かもしれませんが、物事を斜めから見たような語りがおかしくて、読んでいると思わずクスッと笑ってしまう瞬間がたくさんありました。 若林さんがはじめての海外ひとり旅にキューバを選んだ理由のひとつ。それは、キューバがつい最近までアメリカと国交を断絶していた"社会主義国家"

わたしに足りないのは"他者を助ける"ことかもしれない | 宮沢賢治「銀河鉄道の夜」を…

宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』、みなさんは読んだことがありますか?私はもともと本を読む習慣が…

mayuko
2年前
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何気ない日常に耳をすませば必ず幸せを見つけられる | 〜小川糸「食堂かたつむり」を…

自信をもって「私はいま、すごく幸せです!」と言うことはなかなか難しいと思っていました。で…

mayuko
2年前
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真の目的を見つけた人は、誰にも止められない | 〜原田マハ「サロメ」を読んで

人生で成し遂げたいことってありますか?もしそれが、あなたの周りの人を傷つけることになった…

mayuko
2年前
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「書くこと」を気軽に始めて自己肯定感を高める! | 「書く習慣」を読んで

最近習慣にしていることがあります。それは日頃自分が思ったことをnoteで発信することです。 …

mayuko
2年前
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センスは遠回りをすることでしか得られないのかもしれない | 〜村上春樹さんの音楽エ…

小説家・村上春樹さんの音楽エッセイ本『意味がなければスイングはない』をまさに昨日読み終え…

mayuko
2年前
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