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フィレンツェでガリレオ・ガリレイ

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芸術の都、花の都と呼ばれるフィレンツェには数多くの美術館・博物館があります。ボッティチェリ、ミケランジェロ 、ラファエロなどルネサンス絵画を多く収蔵しイタリアいちの美術館とも呼ばれるウフィッツィ美術館。かの有名なダヴィデ像がいるアカデミア美術館。広大な敷地美しい庭園を持つピッティ宮殿にあり、ラファエロの優しい聖母に会えるパラティーナ美術館‥

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さすがメディチ家の元、ルネサンスが花開いた場所だなと言える芸術美術の宝庫です。今回はフィレンツェにある『ガリレオ博物館』を少しご紹介します。

ガリレオ・ガリレイ [Galileo Galilei 1564-1642]

数学者、科学者、天文学者の肩書を持つ、近代科学の祖ガリレオ。トスカーナ地方のピサ出身です。中でも天文学の父と呼ばれ、オランダで望遠鏡が発明されると自らも望遠鏡を製作し、天に向け星を観察して、木星の衛星の発見や太陽の黒点の発見などから地動説を提唱します。それが宗教裁判で異端と捉えられ有罪となった話は有名ですね。新説の主張が冒涜として罪になるって恐ろしい。でもその当時はそれが"正しかった"のですよね。

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ガリレオ博物館(科学史博物館)はウフィッツィ美術館近く、有名なヴェッキオ橋の架かるアルノ川沿いにあります。思い切り文系の私はこのジャンルを多くを語ることはできないのですが、フィレンツェ大学により設立され、数多くの科学的機器が保管されています。

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その造形美は美術品と言ってよいでしょう。フォルム、装飾の美しさ、とても手が込んできます。実用できるのですから、科学的美術品です。非常に大きなアーミラリ天球儀。触れて動かしてみたい。

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アンティーク感がたまらなくカッコ良いです。

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天球儀、地球儀、星座早見盤。

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眺めているだけでも十分に楽しめます。

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顕微鏡ですね。

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うーん何を計測するものなのかわからない‥わかっていたらもっと面白いのだろうなぁと思いました。

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地図です。ASIAと書かれていますね。

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時、量、長さ、重さなどを計測する物。様々な機器が展示されていました。正しくそれを証明する為の道具。機器そのものに正確性が無ければ成り立たないですよね。その曲線や直線から出来上がる形がとても色っぽく素敵です。時計の美しさと同様のものと言えるでしょう。

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渋めの博物館ですが、コレクションは美術品としても見応えがあってどれも美しかったです。このジャンルに詳しい方好きな方にはたまらない博物館でしょう。地球や天体、科学にもロマンが詰まっています。

フィレンツェの隠れたおすすめスポットでした。



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