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ピカソが生まれた街マラガ

スペイン、アンダルシア州マラガ県、県都マラガ。港町として繁栄していて、リゾート地で有名なコスタ・デル・ソルの玄関口としても賑わう都市です。

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そしてスペインを代表する画家パブロ・ピカソの生誕地でもあります。アルダルシア地方を代表する観光地、グラナダ、コルドバ、セビーリャなどへ向かう中継地としても立ち寄るに便利な街です。

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カラフルなエピスコパル宮殿。駅周辺は少し物々しい雰囲気もありましたが(ヨーロッパでは普通かも)オープントップバスも出ていて港から小高い別荘などがある地域、闘牛場を巡ることができます。

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16世紀に建設が始まったが資金不足の為未完とまま工事が終わったというカテドラル、エンカルナシオン大聖堂は見応えがあります。

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立派なパイプオルガン。塔が未完といえど、2-3世紀に渡って建設されただけあります。

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カテドラル近くにはピカソ美術館があります。

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スペインを訪れるまではピカソに然程関心はありませんでした。折角なので観てみようくらいだったのですが、マドリードのソフィア王妃芸術センターの誰もが知るゲルニカを目の前にした時、この人が天才と言われる所以を知れた気がしました。

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戦争の無慈悲さ、悲しみ、悲惨さの感情が絵に込められていて、写実的でなくても圧倒させられる表現力が物凄く‥また幼い頃から圧倒的画力を持ち合わせていつつ、青の時代〜キュピズム、晩年と作風を変え世界中の人々を魅了した、彼自身のエネルギッシュな人間力が今日まで人気を博しているのだと思います。

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港に近い広場では期間限定のポンピドゥー・センターのマラガ分館がありました。カラフルでポップなキューブの建物がポンと立っています。地下が展示室となっています。

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ミロやシャガール、そしてピカソなどを鑑賞することができます。マラガの分館は数年の期間限定ということで、今はどうなっているのでしょうか‥少し調べたところまだ見学可能そうです。

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そしてここマラガで素敵なバルに出会いました。初めて訪れた時、偶然見つけたお店。カウンター越しに大きな樽がいくつも並ぶ店内を見てこれは行くしかない!と入ったのがキッカケです。1840年創業のアンティグア・カサ・デ・グアルディア。ガイドブックにも載っていました。マラガ産の酒精強化ワインを楽しめます。

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糖度、アルコール度数の強さなど端的におじさんに伝えるとさっと樽から注いでくれます。ミックスも可能!

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チョークで値段をカウンターに直接。1.3ユーロ!

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ここにはピカソも来たことがあるんだ、と店内に飾ってあるモノクロの写真(それか新聞の切り抜き)を指して説明してくれました。ピカソの生まれた街としてもやはり彼はスターで今でも愛されているなと感じました。

飲んだワインはいくつか買ってその内2本を思い切り移動中思い切り地面に落として割ってしまったのを今でも覚えているけれど‥生き残った1本を日本でお土産としてお客様にお配りしました。同じものでもどこか違った風味に思えるのは、湿度か空気感か‥あの美味しさは旅中ならではスペシャルエッセンスが添加されているのだろうと思います。旅の思い出話と共に違う味わいを楽しめるのもお酒の楽しみの一つですが。

魅力いっぱいのアンダルシア地方の一つマラガでした。


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