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トレーニング計画の作成


プレーモデルをもとに、トレーニング計画を作成します。

「サイクルトレーニング計画」

まず最初に作成するのは「サイクルトレーニング計画」です。

まず 1行目にプレースタイルを入力します。今後設定していく要素は全てこのプレースタイルを実現するために必要なもので、つながっているものになっています。

ルール①
DNAと一般原則は6週間で全ての項目を網羅するように設定する。

必ず6週間で全ての項目を実施してください。サイクルの組み方は2週間ずつ同じテーマを繰り返しても良いですし、3週間で全て実施し、次の3週間でブラッシュアップする形でも良いと思います。どちらが合っているのかやってみて決めるのも良いと思います。
例として設定しているシートでは3週間+3週間のサイクルを設定しています。1週目と4週目を見ると、攻撃がテーマですが、 1週目はポゼッション、4週目はビルドアップと崩しをメインテーマとして設定しています。
個人・グループの原則、技術に関しては設定した全ての項目を6週間で網羅する必要はありません。設定したDNA、一般原則を達成するための原則を設定し、サイクルを繰り返すごとに難易度と複雑性が増していくように設定します。
例えば、2週目と5週目は守備をテーマにしていますが、2週目では、前線から奪いにいくというDNAの中で、守備の優先順位と1vs1の原則をテーマにします。1vs1という最も複雑性の低い中で落とし込みます。
5週目では~3人の原則でラインの守備、4人~の原則で2列のラインでの守備というように複雑性と難易度を高めています。
フィジカル、メンタル・社会性、その他の欄も設定しているので、必要に応じて設定してください。
これでサイクルトレーニング計画は完成です。

「週間トレーニング計画」


サイクルトレーニング計画で設定したテーマを1週間のトレーニングと試合の中でどうやって達成するかという計画です。


1行目に何サイクル目の何週目なのか入力します。
2行目にテーマを設定します。
4行目に日付を入力します。
5行目にOFFなのか、トレーニングなのか、試合なのか、スケジュールを入力します。
B列に参加する選手の名前を入力します。

DNA、一般戦術はサイクルトレーニング計画で設定しているので 1週間ほぼ固定になることが多いです。
肝となるのは、個人・グループの原則、技術に関して
何をどの順番で伝えていくのか。
です。
基本は難易度、複雑性が低いもの→高いものに徐々に進めていく、積み上げていく形だと思います。

「毎日のトレーニング計画」

週間トレーニング計画で設定した1日のテーマをトレーニングに落とし込んでいきます。
トレーニングで最も重要となるのは難易度の設定です。
成功と失敗のバランスと言われますが、70%程度の成功、30%程度の失敗が起こることが基準です。
ほとんど誰も失敗しないのであれば、複雑性と難易度を高め、ミスが起こりすぎてトレーニングが成り立たないのであれば、複雑性と難易度を落とす必要があります。

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