んな人間になるくらいなら、馬鹿でいい

世の中にはたくさんの情報が出回っていて、現代人は大変だ。新聞や、テレビだけでなく、SNSを始め、噂話なんかもそう

私はもっぱら政治や科学、宗教以外のニュースはどうでもよくて、特にワイドショーなんかはどこぞの有名人が結婚しただの、浮気しただの『いや〜正直友達じゃないし、全く知らん人のしらんゴシップやな』なんて思いながらよそ見をするタイプだ。

一般人ですら、1度や2度間違いを犯すのに、お金があって、見た目も良くて、社会的地位もあったら、そりゃ浮気の一つや二つするだろ。っというのが私の見解で、それでもそのトピックについてあーだのこーだの語るから『人のゴシップはいい金儲けになるんだなぁ』とか『政治的な何かを隠すためのメディア操作かなぁ』とか考えたりする



自分自身21年間、普通に生きてても友達の浮気とか、結婚とか、付き合ったとか、子供ができたとか、そうゆう情報って溢れ出てるわけで、ワイドショーに流れる会ったことのない人たちの知らない話にいちいち意見することは無駄だとか思ってしまう私は曲がっているんだろうか。
もちろん、それは知人の話にも当てはまる。幸せな報告に関しては、その都度『おめでとう！』と温かい気持ちになるけれど、浮気や離婚とか第三者の私がどうにかできる話ではなくて、話は聞いてあげられるけど、『私神様じゃないし、当事者たちの関係って変えてあげられないんだよね』と思う。サッカーで表すなら、"ボールをそもそも持っていないのにゴール決める"みたいなもん。第三者ができることってボールを運ぶためのサポートだけだから。支えてあげられるし、助けてあげられるけれど、行動するかはあなた自身、みたいなところある。


それでいうなら、私は知らない人のゴシップを聞くのも、まぁどうでもいいわけで、全然聞くし、『そうなんだー』と相槌は打つけれど、私がその人のことをそういう人間だとジャッジをする材料にはならない。百聞は一見にしかずだから、会ってみて、話してみないとわからないことってたくさんあると思うんだよね。この人ロクでもない奴だと聞いていたけれど、全然いい人じゃんとか、プレイボーイって聞いてたけれど、純粋に毎回恋愛してて、ただとても早いタイミングで毎回振られてるだけだったとか。

会ったことも、話したこともない人間を、噂話や見た目だけで判断するって"私まぁまぁ悲しい奴だな"と感じてから全く興味がなくなった。

というか、そもそも私別に何もされてないし

もちろん、そう思うキッカケがあって、私には見た目が強めキラキラギャルの友達がいるが、しゃべったことのない女の子たちから、なぜか無性に怖がられたり、"性格悪そう"みたいなニュアンスで根も歯もない噂を流されていたりした。私にとっての彼女はとっても大切な友達の1人だから"ん？、ふぇ？"となったわけで、『あんたと話したこともない人が、あんたのことジャッジするって変な話だよね。というか、キモい』と言い捨て、奥底にあったヤンキー(乙女座だしね)が15年ぶりくらいに出てくるほど衝撃的だった。それと同時に傷ついた。


実際、彼女は話してみるととっても明るいし、誰にだって優しい。汚い言葉は使わないし、美味しいものには『うまい！』と言わず、必ず『美味しい』という。私は出会ってから2回くらいしか彼女から崩れた言葉を聞いていない。逆に聞くと、謎に私がテンションが上がるレベルで、『え？もう一回言って、今の』となる。人の悪口も言わない、そんな彼女の何を知っているのだろうと思ってしまったのだ。

だから、自分はそんなダサいことやめた。変な噂の流れている人だって、誰かの大切な人であって、自分は会ったこともないし、触れたこともない、ただその人の話を聞いただけの私がその人のことを"こう言う人なんだぁ"って決めつけるのはなんだか惜しい気がする。

何に防御線を張って生きてるんだろ、実際自分で見たもの以外は違ったりする。捉え方も、伝わり方も噂をする人の情が入ったり、言葉が違ったりして全く違う意味合いになったりする。インターネット通販も写真の見た目と違ったりするじゃん、それと一緒。(ちがうかな、これ笑)

私が大切にしているものや、人が知らないところで悪く言われていたら嫌だもん。だから私はしない。その人が誰かの大切な人だから。


されて嫌なことは人にしないって小学校の先生も言ってたし、んなだせえ人間になるくらいなら、馬鹿でいい。