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まいたく名画座No16 - 銀平町シネマブルース

どうも、まいたくです。
今回、16回目のまいたく名画座の上映となります!🎥

本日上映される映画は、、、、

『銀平町シネマブルース』 です!!


◇監督・キャスト&あらすじ

  • 制作年:2022年

  • 制作国:日本

  • 監督:城定秀夫

  • キャスト:※太字 主人公
    小出恵介

    吹越満/宇野祥平/藤原さくら/日高七海/平井亜門/さとうほなみ/谷田ラナ/渡辺裕之 他

  • あらすじ:
    ある、ふとしたきっかけで、青春時代に過ごした銀平町の古い映画館でアルバイトとして働くことになった、一文無しの青年・近藤を中心に、映画館の支配人やホームレスの男性、映画館に入り浸るさまざま人々、など個性豊かな面々が織りなす人情ドラマ。

    時代遅れのミニシアター”銀平スカラ座”は本日も何とか営業中です!

◇感想

こういう、ほっこりする映画、やっぱりいいですねー(^^)
好きですよ。こういう雰囲気の映画。

私自身、何気なく単館の映画館に入り、その雰囲気と映画の内容に魅せられたことが、映画にハマったきっかけの一つでして、、、

そういった背景があるのも、この作品に肩入れする後押しになっているかもしれませんね。。。(^^;)

、、、と、自分のことは置いておいて、感想です。
誤解を生んでしまうコメントかもしれませんが、この映画、恐らくみなさんが鑑賞前にイメージするであろう内容や結末が、スクリーンやテレビの画面にほぼ映し出されると思います。

ただ、そうなると「先の内容や結末がわかっちゃうなら、観る必要ないじゃん!」って考えちゃうと思うんですよね。

でも、こういう人情系の映画って、それでむしろそれでいいと思うんですよ。

こういった映画は、予想の斜め上をいく展開とか、衝撃的な事件が襲い掛かってくるとか、全然必要ない、です。

そう。

日常の中のちょっとした非日常と、その中で繰り広げられる個性的な登場人物の出来事、そして、それによって生じる、心の中がじんわりと暖かくなるような気持ちを味わうこと、それこそが、この映画の一番の醍醐味だと思います(^^)

ということで、見どころに行ってみましょう!ではいく!

◇映画の見どころ

  • 日常の中にある非日常の舞台に注目
    この作品は、ごく普通の商店街を舞台に繰り広げられるのですが、その普通の商店街にある非日常の部分って、普段の皆さんの生活の中にも結構あると思うんですよね。

    例えば、私の場合は、、、
    ・地元のマダムが入るような昔からあるブティック
    ・商店街にひっそりと佇んでいる古い喫茶店
    ・すんごい怪しい雰囲気をまとった古式マッサージ店
    といったところが、ホント、未知の世界ですわ・・(^^;)

    このような普段、何気なく目にしている光景の中にある、未体験ゾーンを、本作の場合は、古い映画館の裏側や、ホームレスの方の生活などといった設定で、私たちに体験させてくれます。

    しかも、それが決して非現実ではないものの、体験できそうで出来ない絶妙な部分を突いてくるところが、この映画における演出のニクいところだと思います。(^^)

    そういった「日常の中にある非日常」に注目して観ると、楽しいと思います。

  • 主人公の役柄と、小出恵介さんの復帰作という観点
    本作は主人公を演じた小出恵介さんの本格的な復帰作でもあります。

    小出さん自身の軽率な行動により引き起こした不祥事ですので、この点については、言い訳の余地はないのですが、彼自身の役者人生といった意味では、非常に大きい代償だったと思います。

    理由は違えど、本作の主人公のように無一文からの再スタートという点では、同じ境遇だったはずですので、本作の主人公と同様、個人的には、この映画を機に、新たな再スタートを切って頂ければと願っています。

    彼は、本当にさまざまは人物になりきれる、良い俳優さんだと思っておりますので(^^)

    この件については、人それぞれ色々なご意見があると思いますが、私まいたくとしては、小出さんの復帰作、という点も今作の注目ポイントとして挙げておきます。

  • 個性的な登場人物の群像劇に注目!
    本作は「主人公の再生と成長の物語」が物語の軸だと思いますが、それ以外にも彼の周囲の人物たちそれぞれの物語もあり、いわば群像劇のような側面もあります。

    主人公のほかに、映画館の支配人やアルバイトの女性たち、映画館に足繫くやってくる常連の人々、さらには主人公の元妻や娘、といった、魅力ある人物が登場します。

    そういった人々が映画館でのある出来事を境に、まるで止まっていた時間が動きだすように、それぞれの道へ歩みだしていきます。

    その道は、必ずしも良い結果をもたらすとは限りませんが、少なくとも映画館でのその出来事が、関わった人々の心を一つにし、何かかけがえのないものを手に入れたことに、疑いはないと思います。

    そういった、それぞれの登場人物のそれぞれのストーリーについても目を向けて頂ければ、映画をより楽しめるかと思います(^^)

◇Next step

ということでいつものNext stepです。
この映画がお気に召しましあそばした際には、以下の作品をご覧あそばせ!!(^^)

  • キネマの神様 
    2021年に劇場公開された、原田マハ原作の映画。

    非常に有名な作品ですし、俳優陣も豪華ですので、本作の方がマイナーですね・・(^^;)

    ただ、同じ「映画」というジャンルを題材にしているので、ご紹介しておきます。

  • 女子高生に殺されたい
    本作の監督である城定秀夫さんがメガホンを取った作品。

    私も未鑑賞なのですが、今回のNext Stepを探している際に目に留まり、結構気になってしまった作品です。

    本作とは異なり、ミステリー要素のある内容とのことですが、みなさまも気に入りましたら、ぜひご観賞をば!

◇おわりに

今回は「銀平町シネマブルース」を紹介しました!

人情系の映画って、特に大きな事件や、ショッキングな出来事なんかがあったりすることがあまりないので、作品によっては内容が平坦でつまらないものも中にはあるように感じますが、この作品はとても素晴らしかったです(^^)

何か心が温まる映画が見たいなぁ、、と思っているかたは、ぜひ、本作を手に取ってみてください(^^)

ということで、この映画に対する感想などありましたら、コメント頂けると幸いです。(でも、ネタバレはやめてね(^^;))

以上、ご愛読ありがとうございましたー!!

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