記事一覧

物語「オリーブの木を育てよう⑨」

1ページ目 『シオーモの小径』にチェロを持った人が、ぞくぞくと集まって来た。 🌏🌏🌏🌏 2ページ目 にぎやかな港にアナウンスが流れた。 「今日は、『シオーモの小…

ひかり
1年前
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物語「オリーブの木を育てよう⑧」

1ページ目 『オリーブの木の苗を運ぶ人』は、荷物を取りに行き、下船の準備をはじめた。「さ〜飛ぶよ。準備はいいかい?」と、カモメが言った。 蜂すずめは、よだかの背…

ひかり
2年前
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物語「オリーブの木を育てよう⑦」

1ページ目 今日は、仕事がお休み。 島へ行くことができる^_^ 『オリーブの木の苗を運ぶ人』は、はじめて冬を越すオリーブのために『ぽかぽかシート』を用意していた。 た…

ひかり
3年前
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物語「オリーブの木を育てよう⑥」

1ページ目 夜⭐️ 『オリーブの木の苗を運ぶ人』は、『ふた昔前の店』という名前の店に行った。 時々、行っては、この店のカウンターの中に入って、店主と一緒に歌を歌っ…

ひかり
3年前

物語「オリーブの木を育てよう⑤」

1ページ目 『明日、島に行きます。 9時30分発の船で行きます。 オリーブ畑を見て見たい人は集まれ〜。 島にお店はありません。 お弁当忘れずに❗️』と、ブログに書いた…

ひかり
3年前

物語「オリーブの木を育てよう④」

1ページ目 6月、45本になった。 7月、50本になった。 9月、52本になった。 10月・・・ 島のオリーブたちのはじめての冬。 実験用のオリーブを地植えした。 で…

ひかり
3年前
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物語「オリーブの木を育てよう③」

1ページ目 今日も島に行った『オリーブの木の苗を運ぶ人』 休みの時は、できるだけ島に行った。 それは、オリーブ畑を作る前からしていたことだった。 陸が海になった日…

ひかり
3年前

物語「オリーブの木を育てよう②」

1ページ目 船着場の民宿の屋根にカモメは降りたった。 すると・・・ そこへ、たくさんのスズメが集まってきた。 「久しぶりだね」 「君がここにいるってことは、島の『心…

ひかり
3年前

物語「オリーブの木を育てよう①」

1ページ目 「私の体には、今まで一度もオリーブの木が植えられたことはなかった。 しかし、きのう、2本、私の体にオリーブの木の苗が植えられたのだ。 カモメよ、しばら…

ひかり
3年前
物語「オリーブの木を育てよう⑨」

物語「オリーブの木を育てよう⑨」

1ページ目

『シオーモの小径』にチェロを持った人が、ぞくぞくと集まって来た。

🌏🌏🌏🌏

2ページ目

にぎやかな港にアナウンスが流れた。

「今日は、『シオーモの小径』にお集まりいただきありがとうございます。
これから『シオーモの小径で全体乾杯』を開催します。

お配りしたパンフレットの2ページ目をご覧ください。
『朗読 雨ニモマケズ』
これから、5分ほどチェロの演奏があります。

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物語「オリーブの木を育てよう⑧」

物語「オリーブの木を育てよう⑧」

1ページ目

『オリーブの木の苗を運ぶ人』は、荷物を取りに行き、下船の準備をはじめた。「さ〜飛ぶよ。準備はいいかい?」と、カモメが言った。

蜂すずめは、よだかの背中の羽の中に、しっかりともぐり込んだ。
「だいじょうぶ?」
「うん。だいじょうぶだよ、よだか兄さん。よろしくね」と、蜂すずめは言った。

カモメは、船着場の民宿の屋根に視線を合わせた。

☀️☀️☀️☀️

2ページ目

船は、海水に、

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物語「オリーブの木を育てよう⑦」

物語「オリーブの木を育てよう⑦」

1ページ目

今日は、仕事がお休み。
島へ行くことができる^_^
『オリーブの木の苗を運ぶ人』は、はじめて冬を越すオリーブのために『ぽかぽかシート』を用意していた。
たくさんの『ぽかぽかシート』を大きな大きな袋に入れた。

「さ〜行くべ〜・・・んん?」
なんとなく庭に出てみると・・・。
鳥が1羽。
目が合った。

🌳🌳🌳🌳

2ページ目

『オリーブの木の苗を運ぶ人』は、部屋に戻った。

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物語「オリーブの木を育てよう⑥」

物語「オリーブの木を育てよう⑥」

1ページ目

夜⭐️
『オリーブの木の苗を運ぶ人』は、『ふた昔前の店』という名前の店に行った。
時々、行っては、この店のカウンターの中に入って、店主と一緒に歌を歌った。
屋根裏部屋のような小さな細長い店。
過去を流すTVがあった。

🌲🌲🌲🌲

2ページ目

『満ちたものしか降りれない屋根』に、こんばんも、『D社の乗り物』がやって来た。
ガイドのフランチェスコさんが、宮沢賢治さんと『星めぐ

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物語「オリーブの木を育てよう⑤」

物語「オリーブの木を育てよう⑤」

1ページ目

『明日、島に行きます。
9時30分発の船で行きます。
オリーブ畑を見て見たい人は集まれ〜。
島にお店はありません。
お弁当忘れずに❗️』と、ブログに書いた。
そして、『オリーブの木の苗を運ぶ人』は、庭に出て、月や星、惑星を見て楽しんだ。
すると、夜空の奥の方で、キラッと『D』が見えた。
「お〜また現れたな〜。おいで、おいで〜〜」と言うと、もう、庭に透明な四角い箱の乗り物が着陸していた

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物語「オリーブの木を育てよう④」

物語「オリーブの木を育てよう④」

1ページ目

6月、45本になった。
7月、50本になった。
9月、52本になった。
10月・・・
島のオリーブたちのはじめての冬。
実験用のオリーブを地植えした。
できるだけ、できるだけ、島のオリーブと同じ環境にしたかった。
水は、雨だけ。
だから、雨がうれしかった。
ほどほどの雨がうれしかった。

🌿🌿🌿🌿

2ページ目

『オリーブの木の苗を運ぶ人』は、夢をみていた。
外は雷雨。

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物語「オリーブの木を育てよう③」

物語「オリーブの木を育てよう③」

1ページ目

今日も島に行った『オリーブの木の苗を運ぶ人』
休みの時は、できるだけ島に行った。
それは、オリーブ畑を作る前からしていたことだった。
陸が海になった日から・・・
島や浜、村や町を見に行っていた。
なぜか・・・むしょうに・・・そうしたかった。
『オリーブの木の苗を運ぶ人』は、ガーデンチェアに座りテーブルにお地蔵さまを置き実験用のオリーブを見つめていた。
お地蔵さまの隣には、2匹の猫が座

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物語「オリーブの木を育てよう②」

物語「オリーブの木を育てよう②」

1ページ目

船着場の民宿の屋根にカモメは降りたった。
すると・・・
そこへ、たくさんのスズメが集まってきた。
「久しぶりだね」
「君がここにいるってことは、島の『心』に頼まれた人を見つけたんだね」
「島はオリーブの話しで、もちきりだよー」
「ねーねー『渡り鳥』やめちゃったの?」
民宿の屋根は、たいへんにぎやか❗️^_^

潮風がやってきて、そっとカモメの羽をなでた。
「おかえり」

🌱🌱🌱

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物語「オリーブの木を育てよう①」

物語「オリーブの木を育てよう①」

1ページ目

「私の体には、今まで一度もオリーブの木が植えられたことはなかった。
しかし、きのう、2本、私の体にオリーブの木の苗が植えられたのだ。
カモメよ、しばらく様子を見てきてくれないか?」

「いいですよ。
ここに来るには、船に乗らないと来れません。
どんな人間が植えたのか見てきますよ」

カモメは、この島の『心』に言った。

*・゜゚・*:.。..。.:*・'・*:.。. .。.:*・゜゚

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